初秋の軽井沢を彩る、新旧モビリティの祭典
今年も軽井沢に新旧のクルマたちが集う季節が到来した。JR軽井沢駅前に広がる巨大ショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ(PSP) ガーデンモール 芝生のひろば」を舞台として、さる2026年9月5日(土)~6日(日)、大規模な自動車イベント集合体「軽井沢モーターギャザリング2026(KARUIZAWA MOTOR GATHERING 2026)」が開催されたのだ。
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最新ランボルギーニからBEVまで、多彩な顔ぶれが集結
この大型イベントは2022年10月に初めて開催され、以後は原則として毎年開催。「サステナブルで多様なモビリティライフ!! 過去〜現在〜そして未来 ヘリテージに触れ、心躍らせる未来へ」を全体コンセプトとした今年は、もはや常連となったジャガー・ランドローバーからディフェンダーが出展されたほか、レクサスも国内デビューしたばかりのBEVモデル、ES500e Version LとRZ550eを展示。ほかにもヒョンデやテスラなどの最新BEVも並べられた。
しかし今年の軽井沢モーターギャザリングで最も注目を集めたのは、なんといってもランボルギーニである。この日のためにランボルギーニ・ジャパンが特設した巨大ホスピタリティテントの前には、最新モデルのテメラリオとレヴエルト、そしてウルスSEにくわえて、古き良き400GTエスパーダとカウンタック・アニヴェルサリオも展示。
さらに、初日の土曜日には近現代のスーパーカー愛好家グループが会場に集結し、瀟洒なホスピタリティテント内で豪華なランチミーティングが行われた。
時代を超えた名車たちの競演と、モビリティを通じたライフスタイル提案
また、それらゴージャスな最新モデルたちの競演の傍ら、国内を代表するクラシックカー/コレクターズカーのスペシャルショップ4店舗の素晴らしい商品車両たちや、関東・甲信越一円の自動車愛好家たちが持ち込んだクラシック/ヤングタイマークラシックカーたちも展示された。
そのラインナップは国産車や輸入車問わず、あるいは年代もまちまちで実にバラエティ豊富。最新モデルとクラシックカーたちの競演は、「ル・ボラン カーズミート」と「ノスタルジック2デイズ」のそれぞれ一部が、初秋の軽井沢にて、あたかもダイジェスト版のごとく再現されたかのような、実に見ごたえのある内容となっていたのだ。
くわえて、タミヤのRCカーを芝生で楽しむ「TAMIYA RC PICNIC in KARUIZAWA」が併催されたほか、アウトドアやペット、ゴルフなど、モビリティを通じたライフスタイル提案なども積極的に行うことにより、回を重ねるごとに自動車ファンのみならず、軽井沢を訪れる家族連れなど多くの来場者で賑うイベントに成長しつつある。
ただし今年は、特に日曜日が時ならぬ豪雨に見舞われてしまい、上記のタミヤRCイベントや、「BHオークション」社とのコラボ企画として併催された本格的なクラシックカーオークションもキャンセルとなってしまったのは、非常に残念なところであった。
カジュアルなのにハイレベル! 軽井沢らしさを感じるコンクール・デレガンス
「サステナブルモビリティライフイベント」を自認する軽井沢モーターギャザリング2026。今年は、ガソリン自動車の誕生から140年目となることも加味した「Heritage to Future(未来への継承)」をテーマに掲げ、「文化としてのクルマ」を表現すると謳われていた。そしてその中核イベントとして日曜日に行われたのが「コンクール・オブ・エレガンス@軽井沢 2026」と銘打ったコンクール・デレガンスである。
このコンクール、一昨年は「英国車」、昨年は「ドイツ車」をテーマとして行われてきたが、今回のテーマは「オープンカー」。ただ、コンクール当日は秋雨前線に台風24号の影響も受けてしまい、あまりオープンカー日和とは言えない冷たい雨の1日となってしまったものの、ソフトトップ/ハードトップで完全装備した古今東西のオープンモデル34台が、ショッピングモール前に整列することになった。
エントリー車両については、旧くは1929年式のベントレー4 1/2リッター・ブロワー、アストン・マーティン15/98ツアラーなど第二次世界大戦前のモデルをはじめ、最初期の3.8LモデルからV12モデルまで総勢5台が揃ったジャガーEタイプ。新旧のロータスやモーガン、フェラーリ328GTS、メルセデス・ベンツ190SLにポルシェ911タルガなどの魅力的な欧州製オープンカーが並んだ傍らで、スバル・ブラット(北米専売Tバールーフ仕様なのでオープンに分類)やユーノス・ロードスターなどの国産ヤングタイマーたちも異彩を放っていた。
オーナーの想いとストーリーが交差する、白熱の審査結果
この日は、午前中から来場者のオンライン人気投票がスタートするかたわら、審査を託された「ジャッジ(Judge:審査員)」陣も、雨にもめげることなく会場を散策し始める。ところが、今回のゲストであるファッションデザイナー、ドン小西さんや、TV番組「なんでも鑑定団」でおなじみ中村孝仁さんが率いる審査員の間でも、授与できる賞典の数に対して魅力的な候補車両があまりにも多かったことから、審査の開始直後から喧々諤々。
さらに午後には、それぞれのエントリー車両のオーナーさんたちから、愛車に関する情報や思い入れを伺うことができたのだが、そのインタビューにてエントラントと愛車との間に紡がれたストーリーをお聞きして、入賞車選びはさらに難しい課題となってしまったのだ。
それでもジャッジ陣が「軽井沢らしい雰囲気」に主眼を置いて選んだ「最優秀賞」には、新車以来ずっと1ファミリーで所有してきたという、フルオリジナルのジャガーEタイプ・シリーズ1 OTS。「審査員特別賞」は、ドン小西さんもお気に入りだったポルシェ914-2.0。当日訪れたギャラリーがネット投票する「ピープルズチョイス賞」に、ロータス・セブンMk1。そして「PSP特別賞」にはスバル・ブラットGLを選び出した。
とはいえ、今年もジャッジ陣の末席にいた筆者自身の私見ながら、選に漏れてしまった参加車両のなかにも、素晴らしいクルマがたくさんあったことを改めて記しておきたい。「軽井沢でオープンカー」というカジュアルな評価軸と思いきや、今回もこの上なくハイレベルなコンクール・デレガンスとなったのである。
























































































