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【ジャガー】戦前のSS100から22歳の若きマーク2オーナーまで北軽井沢に集結!世代を超えて英国の名車を愛でる「ジャガー・カー・クラブ」創立55周年記念祝賀会

ジャガー・カー・クラブ創立55周年記念祝賀会
ジャガー・カー・クラブ創立55周年記念祝賀会
1966年型ジャガー・マーク2のオーナーとなった22歳の巢山海人さん。

イベントレポート「ジャガー・カー・クラブ創立55周年記念祝賀会」

1971年の結成以来、英国の名車ジャガーを愛し、その価値を後世へと伝えてきた「ジャガー・カー・クラブ」が創立55周年記念祝賀会を北軽井沢で開催した。戦前の最高傑作SS100からEタイプ、そして22歳の若きオーナーが駆るマーク2まで、世代を超えて珠玉の新旧モデルが一堂に会した華やかな2日間をレポートする。

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半世紀以上の歴史と伝統を誇る「ジャガー・カー・クラブ」とは?

同じブランドのクルマを愛好する同好の士が集まって結成されたワンメイク・クラブは、国産車・輸入車を問わず決して少なくない。そんな中、今なお現役で活動を継続している輸入車ブランドのワンメイク・クラブとしては「MGカー・クラブ・ジャパン・センター(1963年創立)」が最も古いそうだが、それに次ぐ歴史を誇るのが1971年12月に結成された「ジャガー・カー・クラブ(JCC)」とのことである。

ジャガー・カー・クラブは今から55年前となる1971年、「ダットサン1000」や「トヨタ・スポーツ800」の設計者であるとともに、ジャガーの熱心なファンとしても知られていた故・佐藤章蔵氏のもとに十数名のジャガー愛好家が結集し、発足したと伝えられている。

ジャガー・カー・クラブ創立55周年記念祝賀会

ジャガー・カー・クラブ創立55周年記念祝賀会

「ジャガー・カー・クラブ」の活動目的は、英国の生んだ歴史的名車ジャガーを愛し、その価値を世間に知らしめ、保存していくこと。クラブ会員の所有車種は第二次大戦前のSS各モデル、また戦後型ジャガーではXKシリーズ、Eタイプ、マーク2、XJなどをはじめとして、Fタイプなど現在のモデルまで幅広く登録されているとのこと。

そんな歴史と伝統を誇るクラブが、55周年記念イベントを北軽井沢で開催すると聞きつけ、クラブメンバーのお歴々には劣るもののジャガーの大ファンを自認し、このクラブとも長年の交流を持つ筆者も参加させていただくことになった。

戦前の最高傑作「SS100」が3台も集結! 陽光に映える珠玉のジャガーたち

「ジャガー・カー・クラブ創立55周年記念祝賀会」は、新型コロナ禍による1年延期ののち、2022年に51年目として開催された50周年記念イベントに次いで行われたもの。このクラブのミーティングと言えば、55年前のクラブ結成集会にも使用され、50周年記念、および40周年記念祝賀会でも会場となった「グランドプリンスホテル高輪 貴賓館」が定番なのだが、今回はちょっと趣向を変えて、北軽井沢まで足を延ばすロングツーリングの要素も込められるうえに、今世紀初頭に数回のみ行われた「ジャガー・デイ」の再現も組み入れるという、なかなか壮大なイベントとなった。

首都圏からは約200km、この日含まれていた伊豆や岐阜県からの参加者にとってはもっと遠くから、高速道路と美しいワインディングロードを駆け抜けてきた新旧のジャガーたちは、まずは浅間牧場に隣接した「地粉そば処みのり」に集結。ここで美味しい蕎麦のランチを楽しんだのち、今回のメイン会場であるリゾートホテル「ANAホリデイ・イン リゾート軽井沢」に移動する。

今回の最古参となった、第二次世界大戦前のジャガー最高傑作、SS100は3台がエントリーしていた。

そして午後、このホテルの広大なパーキングスペースには、戦前ジャガーの最高傑作「SS100」が実に3台も揃ったのをはじめ、「XK120」はロードスターとクーペ。「XK140」も、日本では希少なドロップヘッド・クーペが参加した。

加えて総計5台のEタイプ、スポーツサルーンの名作マーク2が4台も並んだほか、デイムラー・ダブルシックスも3台。2台のXJ-SにXKクーペ、さらには最終型のXJやFタイプなど、ジャガーの歴史を彩ってきた珠玉のクラシックモデルたちが美しく配置。陽光に恵まれた北軽井沢の自然も相まって、まさしく壮観のひと言に尽きるような情景が展開されることになった。

ユニークな歩行P.C.競技で大盛り上がり! 世代を超えて受け継がれる英国車の美学

この整列を終え、ホテルのエントランス前で賑々しい開会式が行われたのち、愛車に乗ってではなく、オーナー自身が歩行して行う変則的なP.C.競技に移行。地面に置かれた2本の光電管の間を徒歩で往復し、16秒ジャストに0.01秒単位で近づけるというちょっと変わったゲームは、賞品が豪華なこともあって大盛り上がりとなった。

歩行P.C.に挑む女性エントラント。往復できっかり16秒はなかなか難しかった模様で、ちょっと変わったペース配分で歩いていた。

また、夜には美味しいビュッフェディナーとゲームの表彰式が行われ、締めくくりはクラブ創立55周年を記念したケーキカット。早朝から始まったミーティングは、夜が更けるまで続いたのだ。

明けて日曜日、この日近隣の「鬼押出し園」で開催されていた人気イベント「浅間サンデー・ミーティング」に、クラブメンバー有志の11台がゲスト参加。会場に訪れていた英国車ファンや観光客を大いに楽しませたのち、午前中で解散となった。

初日のスケジュールを終え、全参加車による記念写真。眩い陽光に負けない、晴れ晴れとした笑顔が見られた。

こうして日本で最も歴史の古いクラブの1つである「ジャガー・カー・クラブ」の55周年は、盛況のうちに幕を閉じた。そして今世紀初頭からこのクラブに接してきた筆者は、たとえ時代が変わろうとも、これまでと変わらずジャガーに相応しい紳士的なカッコよさとアットホームな雰囲気を残しているメンバーたちのあり方に、尊敬と親愛の想いを新たにしたのである。

【参加オーナー紹介】岐阜から1966年型マーク2で自走参加した22歳、巢山海人さん

今回の参加者中、最も遠方である岐阜県多治見市から自走でエントリーした巢山海人さんは、まだ弱冠22歳の若さ。地元の葬儀店で「おくりびと」を務めるという彼は、少年時代からジャガー・マーク2に憧れ、まずは20歳の時に「ジャガーに慣れる」ため、2代目Sタイプを入手(現在もアシ車として愛用中)した。そして最近、念願の初マーク2として1966年型の2.4マニュアル仕様車を手に入れたとのことである。

1966年型ジャガー・マーク2のオーナーとなった22歳の巢山海人さん。

日曜日は仕事のため、土曜日だけの日帰り組となってしまったが、1日で岐阜から北軽井沢まで往復するフットワークの軽さとジャガーへの熱い想いに、クラブの重鎮たちからも「将来が楽しみ」という温かい声が上がっていた。

1966年型ジャガー・マーク2のオーナーとなった22歳の巢山海人さん。

巢山海人さんの1966年型ジャガー・マーク2。

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フォト=武田公実/H. Takeda

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