内外装にわたって特別なアイテムやカラーを採用
フォルクスワーゲングループはこのほど、ラージSUV「トゥアレグ」の累計生産台数が100万台を突破したことを報ずるととともに、これを記念した特別仕様車「ONE Million(ワンミリオン)」を発表した。欧州市場での販売価格は、286psを発揮するV6ディーゼルエンジン搭載車で8万880ユーロ(約980万円)だ。
初代トゥアレグは2002年に誕生。発売されるや高い支持を獲得し、現行3代目(日本未導入)で早くも累計生産台数が100万台に達した。トゥアレグはモデルチェンジごとに進化を重ね、現行モデルでは、最大3.5トンの牽引能力をはじめ、高水準のドライビングダイナミクス性能や先進のコネクティッド技術などが注入。SUVとしての完成度が高められている。
生産100万台を記念して製作された特別仕様車「ワンミリオン」は、専用設定された「セチュラ・ベージュ」のボディカラーを採用したほか、20インチまたは21インチサイズの新デザインアルミホイールを装着。さらに前後のライトクラスターをブラックアウトし、スタイリッシュなイメージを高めている。ホイールアーチストリップやディフューザーがグロッシーブラックにペイントされている点も特徴だ。また、このモデルではリフレクションシルバーのミラーカバーを含む「Rライン・エクステリアパッケージ」を選択することも可能だ。
インテリアで目を引くのが、オリーブの葉の抽出物で着色されたレザーを用いたシートやドアパネル。このレザーにはアンバーブラウンのダイヤモンドステッチが施され、インテリアを独特の雰囲気にしている。このステッチはステアリングホイールやシフトノブ、ダッシュパネルにも用いられている。そのほか、エクステリアではBピラー部分に、インテリアではフロントドアのスキッドプレートに「ONE MILLION」が表示され、特別なモデルであることがさりげなくアピールされる。
ちなみにトゥアレグは、スロバキアにあるフォルクスワーゲンのプラチスラバ工場で生産されている。