エクステリアは「エヴァイア」にインスパイアされたデザインを採用
ロータスが開発を進めていると見られる、新型スポーツのプロトタイプがカメラにキャッチされた。このモデルは、名車「エスプリ」の後継モデルと伝えられており、その車名の復活も予想されている。
エスプリは、1976年に初代の「S1」が発売。イタルデザインが手がけた「マセラティ・ブーメラン」の意匠を採り入れたシルエットが話題を呼び一躍人気モデルとなった。1978年には早くも大幅改良を受けた「S2」が登場、1980年には「ターボ・エスプリ」、翌年にはそのシャシーに自然吸気の912型エンジンを搭載した「S3」が登場した。以降、1993年に「S4」、1996年には「V8」と進化を続けたが、「ファイナル・ラン・エディション」を最後に2004年に生産が終了している。
ロータスは2010年のパリ・サロンでエスプリの後継モデル投入を示唆していたが、今回キャッチされたのはそのプロトタイプだ。現れたのは「エヴォーラ」を使用したテストミュールだったが、そのボディは大幅に拡大。このことから、アルミニウムプラットフォームのテスト初期段階とみられる。現在、ロータスは新しいプラットフォームを開発中なのだが、このエスプリ後継モデルがアルミニウムアーキテクチャーを使用する最後のロータスになると予想されている。
エヴォーラの外装を流用しているため、現状ではそのエクステリアに関する手がかりはない。しかし、情報によればEVハイパーカーである「エヴァイア」にインスパイアされたデザインを採用。さらに、エヴォーラとは異なり2シーターのパッケージを採用するという。
搭載が予想されるパワーユニットは、トヨタ製3.5L V型6気筒＋電気モーターのハイブリッド。最高出力は、「エヴォーラ410」の400psを上回る500ps以上となるはずだ。そのワールドプレミアは最速で2020年内、遅れれば2021年となる模様だ。
