The Indian Motorcycle at War and Peace
主に第二次世界大戦中に各国で実際に使われていた、Indian社製造のミリタリーモデル741B(Army Scout)の写真がふんだんに散りばめられた本書は、歴史を学ぶ上でも大変資料価値の高い一冊である。
リビア、エジプト、オーストラリア、ニュージーランド、ニューギニア、南アフリカなど、戦火の激しかった地域の実情も垣間見る事が出来るほか、アメリカ軍が車両メンテナンス講座を開いていた事や、警察署で使われた一節も大変興味深い事実として記載されている。
現在まで生き残ったサバイバーたちを大切に維持するコレクターの紹介、当時の広告や資料、世界各国のボバーやチョッパー、トライクやレーサーといったカスタム車両までも紹介。
これまでIndian 741のみに絞られて綴られた書籍は数冊しかなく、本書のように写真が多い作品は極めて貴重だと云えるだろう。
The Indian Motorcycle at War and Peace
16,500円(税込)
著者など:Lars-Gunnar Ivarsson
出版社:Diktonius Text
ハードカバー/W175×H245/モノクロ・カラー/英語/123P
お問い合わせ:代官山蔦屋書店