愛があれば克服できる!
自動車専門誌ル・ボラン別冊として1999年7月に創刊した「BMW COMPLETE(ビー・エム・ダブリュー・コンプリート」誌は、BMWひと筋20年超のご長寿ムックです。発行元を立風書房→学研→ネコ・パブリッシング(現在)と変遷しながら、先ごろ最新号vol.75(2020年9月26日)が発売となりました。
そんな折に今年の第三四半期を振り返れば、春先から世界中に蔓延した新型コロナウィルス感染症は、われわれメディアの在り方や日常生活に大きな影響をおよぼしました。が、そんな厳しい時代にあっても「ビーエム愛」を貫く読者の方から投稿をいただきましたのでご紹介しましょう。
それがBMWベアが着けている Mストライプをデザインしたお手製の布マスク。いまでこそ女子高生が“アベノマスク”をデコるご時世ですが、その先駆けともいえるこの“エムノマスク”は、栃木県にお住まいの長島美津子さんが、不織布マスクが品薄だった夏前頃にご自身の手芸テクを駆使して仕上げた作品です。
というのもマスク製作者の長島さん、ご家族からご親戚にまでBMWの魅力を説いて購入を促した上に、ビーエム愛に溢れた勢いで日本全国すべてのBMW正規ディーラーをはじめミュンヘン本社まで訪問行脚したという生粋のビーエムマニア。BMW愛好家グループでは「白雪姫」の通り名でブイブイいわしてたようですね。
ちょうど長島さんの全国ディーラー巡りが終盤に差しかかった頃の小誌バックナンバーvol.18(2003年10月発売)をチェックしてみますと、当時E39型530i M Sportオーナーとしてご登場いただき「カーボンが溜まるからトロトロ走らない」と、“駆けぬける歓び”を裏切らないコメントをいただいておりました(笑)。
さて、いまだコロナ禍の終息が見えない状況ですが、元気いっぱいの長島さんは「全国ディーラー巡り」第2弾を計画中とのこと。前回の全国行脚から17年以上が経ちましたが、BMW正規ディーラーは拠点数も増えて規模も大きくなっていますよね。旅の安全とご健闘を祈ります!