550psのV8スーパーチャージャーを搭載
ジャガー・ランドローバーは、レンジローバーの2017年モデルを発表した。注目は最上級モデルとして新たに追加された「SVオートバイオグラフィ・ダイナミック」だ。
この新しいトップグレードはその名が示す通り、従来のSVオートバイオブラフィが備えた高水準のラグジュアリー性に、卓越した走りのパフォーマンスを融合させたモデルで、標準ホイールベース仕様にのみ設定される。
パワートレインは、先に日本でも発表されたレンジローバースポーツSVR用と基本を共有する、550ps/680Nm仕様の5.0リッターV8スーパーチャージドエンジンとZF製8速ATを搭載。0-100km/h加速は5.4秒を実現した。
外観ではフロントグリルやフロントバンパーアクセント、ボンネットフィニッシャー、サイドベンツ、レンジローバースクリプト、テールゲートフィニッシャーがグラファイトアトラス仕上げとなり、最上級モデルを主張。ブレンボ製ブレーキはレッドキャリパーが採用され、まさにダイナミックな走りをイメージさせる。
開発を主導したのは同社のSVO(スペシャル・ヴィークル・オペレーションズ)で、卓越した走りのパフォーマンスと快適性を高い次元で両立すべく、スタンダードモデルより8mmローダウンする専用のサスペンションを採用。ホイールサイズは21または22インチを組み合わせるという。
コントラストステッチや本革シートのキルティング加工が目を引くインテリアでは、10インチサイズのモニターを組み合わせるインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」を搭載。そのほかすべての地形に対応する半自律走行技術をはじめとする先進技術が惜しみなく投入された。
2017年モデルのレンジローバーは、英国をはじめとする欧州では2016年冬からの販売開始が見込まれている。