エアロダイナミクスもレースからのテクノロジーが満載!
メルセデスAMGが開発を進める『AMG Project ONE』市販型の最新プロトタイプを捉えるとともに、その車内を初めてカメラが捉えた。
AMG Oneの噂をはじめて聞いたのは2016年8月で、1ヶ月後にはその事実を確認、そして4〜5年前に公式発表され、現在に至っている。このプロジェクトはメルセデスAMG創業50周年を記念し、F1技術を投入したブランド初の電動ハイパーカーとして開発が進められている。
捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが軽く、流れるようなボディスタイル、モータースポーツにインスパイアされた要素を組み合わされていることがわかる。フロントにはラジエーターが見える大きなエアインテーク、フードにはエアスクープを装備している。ルーフには空気をエンジンバックに送るスクープ、リアエンドにはアクティブリアウィング、巨大ディフューザー、その上には、センダーの大きな排気口と下部に小さな2つの排気口という変わったレイアウトが見られる。またリアクォーターウィンドウからは、はじめて鮮明にエンジンを確認することができた。
激写したキャビン内では、プロトタイプ同様にF1スタイルの長方形ステアリングホイール、そのすぐ後ろには10インチディスプレイ、センタースタックにはドライバーに面した別のディスプレイが見てとれるほか、露出したカーボンファイバーが多数見られる。
市販型パワートレインは、1.6L V型6気筒ターボチャージャーエンジンに4つの電気モーターが組み合わされ、最高出力は1,200hpとも噂されている。また最高速度は350km/h、0-200km/h加速6秒のハイパフォーマンスを発揮する。
市販価格は270万USドル(約3億円)、限定275台はすでに完売していると伝えられており、2021年内にデリバリーが開始される予定だ。