「918スパイダー」からインスパイアされたデザインが与えられる!?
ポルシェは現在、主力モデル「911」初となるハイブリッドバージョンを開発中とみられるが、その後に展開されそうなフルエレクトリック911を大予想した。
同ブランドでは、ICEカーが生き残るためのグリーン合成燃料とハイブリッドバリアントに投資している。先日は、「718ケイマン/ボクスター」次世代EVモデルを示唆する「ミッションR」を発表したが、いつの日かフルエレクトリック911にバトンタッチすることはほぼ避けられない。
予想CGを提供してくれたのは、デザイナーのSandor Boldog氏だ。米カリフォルニアのパサデナにある、「Art Center College of Design」を卒業したばかりの同氏のCGは、水平対向6気筒とEVパワートレインに変更したにもかかわらず、ポルシェの伝統的プロポーションを維持している。
このCGは「MissionR 2+2」コンセプトが発表される前に制作されたものだが、どちらも「918スパイダー」からインスパイアされている様子が伺える。フロントエンドには「タイカン」風ヘッドライトライトやシンプル設計のインテークを装備している。
広いリアトラックは、ツイン電気モーターが両方とも車の後部に取り付けられていることを明確にし、サイドにはバッテリーを冷却するため巨大エアインテーク、足回りには空力学的ホイールが装備されている。またリアエンドでは、「911」バッジの上部に名車「356」を彷彿させるクラシックなリアエンジングリル、LEDライトバーが「PORSCHE」ロゴを優しく包んでいる。
最終的にポルシェは2030年までガソリンエンジンに固執すると予想されており、2025年にハイブリッドバージョンを投入、フルエレクトリックは2031年以降に発売されると思われる。