メッキパーツと彩色が織りなす比類なきリアリティ
先日お伝えした「ランクル60」に引き続き、トミーテックの1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOのこれからの新製品から、気になるアイテムの登場をご紹介しよう。「日野レンジャー KL545 パネルバン(青)」である。レンジャーのパネルバン自体はすでに同シリーズにラインナップされているが、今回は、ちょっと飾りを入れたリアリティある鮮魚仕様となっているのが特徴だ。
このKL系は歴代レンジャーの中で2代目にあたるモデルで、1969年に登場した。2段グリルのフロントマスクにマイナーチェンジされたのは1977年のこと。実車現役当時を知る世代には懐かしい中型トラックだが、今回の鮮魚仕様のリアリティある佇まいには、一層ノスタルジーを喚起されるというものだ。
メタリックブルーのキャビン、ボデーに大きく入った看板文字(「ヤマ富」あるいは「富ヤマ」か)、メッキのホイールキャップやルーフデッキがいかにも「らしい」レンジャーだが、さらにフロントグリルはライト枠が赤ペイント仕上げとなり、リアにも三連丸テールやメッキバンパー、名刺板が取り付けられるなど、トミーテックのコダワリが窺える。
ユーザー取り付け部品として、サイドミラーだけでなくキャブハシゴ(メッキ)も付属。予価7,150円(税込)にて9月発売とのこと。当時の路上の雰囲気を強く伝えるモデルだけに、トラックマニアならずとも注目の1台と言えるのではないだろうか。