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【国内試乗】待望の「RS」が復活!! 走りの質にこだわった4代目ホンダ・フィットRS、その仕上がりはいかに――!?

ホンダのコンパクトカー、フィットがマイナーチェンジ。スポーティグレードの「RS」が復活したほか、エンジン排気量がガソリン仕様含めた全モデルで1.5Lに統一された。その仕上がりはいかに?

【写真9枚】待望の「RS」が復活! 走りの質にこだわったフィットRSの詳細を写真で見る

基本性能と走りの質感をさらにレベルアップ!

4代目となる現行型フィットは、グローバルで通用する新しい時代のコンパクトカーのスタンダードを目指して開発された。

そのフィットが3年目を迎えて実施された今回のアップデートでは、装備や外装回りの手直しを受けている。そして、なんといっても注目は、現行モデルになってから姿を消していたスポーティグレード「RS」の復活だ。

このRSは、専用デザインのフロントグリル&バンパーやエアロパーツ、16インチアルミホイールを採用。加えて、足回りには専用サスペンションを装備する。

今回のマイナーチェンジでは、パワートレインの強化も実施された。e:HEVに組み合わされるエンジンは、最高出力98psの1.3L直4から、106psの1.5L直4になった。駆動用モーターの最高出力は従来モデル比で+14psの123psに強化された。また、ガソリン車でもエンジンが1.3Lから1.5Lに拡大され、従来型の98psと118Nmから118psと142Nmに上乗せされた。

まずステアリングを握ったのは専用エクステリアや本革シートなどが採用される最上級グレードのe:HEVのリュクス。

実際に走らせて最初に気づかされるのは、従来型より荒れた路面での身のこなしがしなやかになって、全方位的な質感が向上していることだった。1.5Lのパワーユニットは劇的な性能向上は感じられないものの、アクセル操作に対してリニアにトルクが上がっていくのが心地いい。

新設定のe:HEV RSは、欧州コンパクトハッチのようなガシッとした剛性感とはちょっと異なるが、ワインディングをヒラリヒラリと心地よく走ることができるし、他のグレードよりも高速安定性が優れていた。欲を言うならば、もう少し元気のいいエンジンを載せて、ぜひMTで走らせてみたい。

【Specification】ホンダ・フィットe:HEVリュクス
■全長×全幅×全高=3995×1695×1540mm
■ホイールベース=2530mm
■トレッド(F:R)=1485/1475mm
■車両重量=1210kg
■エンジン種類=直4DOHC16V+電気モーター
■排気量=1496cc
■最高出力=106ps(78kW)/6000-6400rpm
■最大トルク=127Nm(13.0kg-m)/4500-5000rpm
■モーター最高出力=123ps(90kW)/3500-8000rpm
■モーター最大トルク=253Nm(25.8kg-m)/0-3000rpm
■燃料タンク容量=40L(レギュラー)
■トランスミッション=CVT
■サスペンション(F:R)=ストラット:トーションビーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=185/55R16
■車両本体価格(税込)=2,499,200円
■問い合わせ先=本田技研工業 ☎0120-112-010

ホンダ・フィット公式サイト

リポート=下江優太(本誌) フォト=宮越孝政
LE VOLANT web編集部

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