EV

外装・内装はホンダ、バッテリーはGM! 北米向け新型EV「ホンダ・プロローグ」発表

その名の通り、北米におけるEV本格展開の先駆けとなる一台

ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは現地時間2023年9月28日(木)、北米で2024年年初に発売を予定している新型EV「PROLOGUE (プロローグ)」を発表した。ホンダは2040年までにEV・FCEV販売比率をグローバルで100%とする目標を掲げ、各地域の市場特性にあわせたEVの投入を進めている。プロローグは、その名の通り、北米におけるEV本格展開の先駆けであり、ゼネラルモーターズ(GM)の「Ultium (アルティウム)」バッテリーを搭載したGMとの共同開発モデルだ。

【写真13枚】ロー&ワイドで流麗なシルエットが特長、SUVらしい力強さとスタイリッシュなデザイン 

デザイン
「Neo-Rugged (ネオ ラギッド)」をコンセプトとし、シンプルで洗練されたデザインでありながら、たくましさを感じられるアウトドアスタイルを目指した。エクステリアは、ロー&ワイドで流麗なシルエットが特長で、特に最上位グレードには21インチの大型ホイールを採用することで、SUVらしい力強さとスタイリッシュなデザインを両立。

インテリアは上質な素材を用い、水平基調でシンプルなデザインに仕上げた。インターフェースには、質感の高い11インチのデジタルメーターパネルや、直感的に操作できる11.3インチのタッチスクリーンを採用。最上位グレードには7×3インチのヘッドアップディスプレーを採用し、運転中もスムーズな視線移動で、運転支援などのさまざまな情報を確認することができる。

コネクティビティー
コネクティビティーでは、車内でのシームレスなデジタルサービスの提供を目指した。車載向けコネクテッドサービス「Google built-in (グーグル ビルトイン)」を標準装備し、Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用できる。ソフトウェアは「OTA (Over the Air)」により一部機能や性能のアップデートができ、常に最新化されたサービスが提供される。

先進安全運転支援システム・衝突安全性能
プロローグは、予防安全・衝突安全においても高い性能を目指した。先進安全運転支援システムとして「Honda SENSING (ホンダ センシング)」を標準装備。米国の安全性能評価試験において、「米国道路安全保険協会 (IIHS:Insurance Institute for Highway Safety)」の最高評価であるトップセーフティーピック+、「米国高速道路交通安全局 (NHTSA:National Highway Traffic Safety Administration)」の最高評価である5つ星の獲得を目標に開発した。

ダイナミクス・航続距離・充電性能
電動パワートレーンは、走行性能と航続距離の両立を目指した。走行性能では、フロントとリアにプロローグのために最適化したマルチリンク式のサスペンションを採用。ホンダが培ってきたダイナミクス技術によるスポーティーな走りをベースに、顧客のニーズに合わせて、シングルモーター(FWD)とデュアルモーター(AWD)の両仕様を設定し、選択の幅を広げた。特に最高出力約288hp、最大トルク約333lb.-ft.を発生するデュアルモーター仕様は、よりパワフルな加速と意のままの走りを実現する。

航続距離は、85kWhのバッテリーを搭載し、「EPA (米国環境保護庁)」が定める基準で300マイル(約482km)以上を目指す。また、DC急速充電では150kW以上の高出力充電にも対応し、約10分で航続距離65マイル(約104km)相当の充電ができるなど、外出先での充電を素早く行うことができる(150kW以上の出力が可能な急速充電器を使用した場合。充電時間は充電機器やバッテリーの状態などによって変化する)。

北米においてホンダは、信頼性の高い充電インフラの整備を目的に、自動車メーカー7社※でEV用高出力充電網を構築する合弁会社の設立に合意している。さらに2025年からは、北米で販売するEVの充電ポートに「北米充電規格 (NACS:North American Charging Standard)を採用することを、NACSを展開するTesla, Inc.と合意している。

プロローグは「CCS (Combined Charging System)」用充電ポートを採用しているが、2025年以降、充電アダプターを用いることでNACSにも対応できるよう開発を進めている。ホンダは、EV投入の拡大とともに充電環境の整備にも取り組むことで、EV普及に向けた取り組みも加速していく。

なお、東京ビッグサイトにて開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023 (プレスデー:10月25日(水)~26日(木)、一般公開日:10月28日(土)~11月5日(日)]」のホンダブースにてプロローグの展示を予定している。

※ ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターと、BMWグループ、ゼネラルモーターズ、ヒョンデ、キア、メルセデス・ベンツグループ、ステランティスN.V.

CARSMEET web編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING