エンジンと環境に優しい専用設計の新世代オイル
今年創業100周年を迎えるトタルエナジーズ。エネルギー総合企業として、石油だけではなくバイオ燃料や天然ガス、再生可能エネルギーなど、今やその分野は多岐に渡る。
トタルエナジーズといえば我々クルマ好き、フランス車好きにとっては、プジョーやシトロエンの指定オイルブランドというイメージが強いのではないだろうか。もちろん今も変わらず、メーカーの厳しい条件をクリアする認定オイルとして使われている。
そのトタルエナジーズのエンジンオイル「クォーツ」シリーズは、用途に合わせて様々なアイテムをランナップする。オイルの基本性能となるエンジン内部の清浄、摩耗抑制に加えて燃費向上とCO2(二酸化炭素)排出量低減といった、様々な要件を高次元で両立。そうした卓越した性能が、メーカーそしてユーザーから選ばれる要因なのだろう。
新製品の「QUARTZ INEO XTRA FIRST(クォーツ・イネオ・エクストラ・ファースト)0W-20」は、プジョー/シトロエンの最新世代ディーゼル&ガソリンエンジン用として開発された先進の化学合成オイルだ。同社のクォーツ・イネオ・ファースト0W-30と比較して、省燃費性能は最大で42%向上。ACEA(欧州自動車工業会)が定めるC5燃費要件を最大23%上回るという、驚くべきテスト結果も出ている。このオイルは工場充填用として、さらにはメンテンス用としても指定され始めている車両もある(適合確認はディーラーまで)。
エンジンオイルは見た目の印象が変わらないので、その進化が分かりにくいが、その成分は日々進化を遂げ、性能はもちろん省燃費やCO2の削減にも寄与している。これからのオイル選びは、そうした環境負荷低減も意識したものを選びたい。