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ここからはおなじみのベテランライター陣ではなく、心機一転、「ニュージェネレーションの太鼓判」と題し、明日の自動車ギョーカイを担う!?……であろう若手世代に聞いたオススメの1台を紹介したい。
【レーシングドライバー・猪爪杏奈の太鼓判】
MERSEDES-BENZ V-CLASS(メルセデス・ベンツ Vクラス) 「商用車ベースとは思えない高級感のある車内!」
最新輸入車の中で、私がオススメしたい1台はメルセデス・ベンツVクラスです。
私はサーキット遠征が多く1回の移動が長時間になります。以前、スポンサーにトヨタ・アルファードを1年間貸与してもらっていたのですが、「大量の荷物、着替え、休憩、SAでの仮眠、時には車中泊」とあらゆる役割をこなすマルチな活躍ぶりに大満足し、それ以来ミニバンの大ファンになりました。
Vクラスはチームオーナーが所有しており、圧倒的な剛性感と快適な高速巡行を含めた走行性能、メルセデス・ベンツらしい高級感ある内外装に憧れを持つようになり早2年が経ちました。
車格の割には燃費が良いと聞くので、購入できるようになったらお財布にも優しいのかな?
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猪爪杏奈/1995年生まれ、19歳で運転免許を取得後、すぐにモータースポーツの世界へと飛び込む。2015年の全日本電気自動車レースシリーズを皮切りに、さまざまなレースカテゴリーを経験。2024年現在、TCR Japan Seriesにおいてはシリーズチャンピオンを獲得。Photo:FRJ
【モータージャーナリスト・西川昇吾の太鼓判】
PEUGEOT 408(プジョー408)「実用性も高い“カッコよくて使えるヤツ”!」
トレンド最前線のクロスオーバークーペなスタイリングのプジョー408。一見すると流行りを取り入れただけのデザイン重視のクルマと思うかもしれないが、実車を細かく見ると実用性能も高くて「カッコよくて使えるヤツ」なのだ。リアシートは身長177cmの筆者でも足を組むことが出来るし後部座席からの視界も良好、ラゲッジスペースも十分に使えるサイズ感だ。そしてボディサイズは全長4700mm×全幅1850mm×全高1500mmと日本の機械式駐車場もOKなサイズとなっている。
走りや乗り心地も満足度が高いのだが「買い」はPHEVモデルだ。このサイズの輸入車PHEVで、約630万円という価格設定はお買い得感がある。尖ったデザインながら各部の満足度が高い1台だ。
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西川昇吾/1997年生まれ。学生時代から自動車ライターとして活動し、卒業後は動画系の自動車媒体での所属を経て、現在はフリーへと転身。新車試乗からモータースポーツ、カーアイテムやカスタマイズまで、幅広いジャンルにて執筆中。
【自動車系YouTuber・兵頭倫果の太鼓判】
VOLVO EX30(ボルボEX30)「醍醐味はリアシートの乗り心地の良さ!」
私が満を辞して皆様におすすめできる最新の輸入車は、ボルボEX30です。EX30はボルボの最新のBEVですが、他のBEVとは一味も二味も違います。まず注目したいのはサステナブルに特化している点で、シートやダッシュボードなどのさまざまな部品にリサイクル素材が使用されています。リサイクル素材というと、チープな印象を持つ方もいるかもしれませんが、全くそのようなことはなく、むしろ高級感を感じることのできる質感に仕上がっています。
そしてEX30の醍醐味はリアシートの乗り心地の良さです。BセグメントのSUVとは思えないほどフラットでどっしりとしています。小さなサイズ感を気にしないのであれば、家族で乗ったり、送迎用としても高評価を得ること間違いなしでしょう。
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兵頭倫果/1998年生まれ。モータージャーナリスト河口まなぶ氏のYouTubeチャンネル 「LOVECARS!TV!」のアシスタントを務めつつ、自身のYouTubeチャンネルや、Webカーメディアでの執筆活動など精力的にこなす。愛車はスバルWRX STI。
【ル・ボラン編集部員・浅石祐介の太鼓判】
ALPINE A110(アルピーヌA110)「圧倒的なハンドリングと乗り心地!」
輸入車現行モデルの中で、デビュー以来ずっと「欲しい!」と私の心をつかんで離さないのがアルピーヌA110だ。
1110kgの軽量アルミボディと、ミッドシップレイアウトから生み出される圧倒的な軽快感と、正確無比なハンドリングは特筆モノ。現在ではベースグレードをはじめ、GT、S、Rと多種多様なグレードを展開するが、その中でも特に一押しなのは「GT」。フランス車らしい、硬すぎないしなやかな足回りを備えており、普段使いでの乗り心地も秀逸だ。
そしてラリーの世界では伝説ともいえる初代アルピーヌA110のデザインを、見事にモダナイズしたエクステリア。価格も最近はだいぶ値上がりしてしまったが、それでも他社の同格スポーツカーに比べればバーゲンプライス。見てよし、走ってよし、価格よしの三拍子が揃った1台だ。
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浅石祐介/1991年生まれの本誌編集部員。編集部唯一の30代だが、所有しているクルマの年式がすべて’00年以前だったり、趣味でカセットテープやレーザーディスクを収集したりと、古き良き日本の’80〜’90年代カルチャーを愛する。