
外装パーツが組み換え可能!
トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの、2025年11月の新製品情報が届いたので、気になるアイテムをピックアップしてお伝えしよう。日産ER34型「スカイライン」の2ドア25GT TURBOが新金型で、しかもカスタム可能なモデルとして登場するのである。
【画像22枚】ふたつのスタイルで2倍楽しめる! TLVNの「ER34スカイライン」を細部まで見る
実車のR34系スカイラインは1998年5月に登場した。10代目となるR34は、ボディを肥大化させた先代R33への反省からサイズを縮小(ホイールベースを55mm短縮など)、それに伴い「原点回帰」とばかりにエッジを強調したシャープなスタイリングを特徴とする。ボディ形式は先代同様に2ドア・クーペと4ドア・セダンの2種類、搭載エンジンも先代と同じくRB系となるが、続くV35ではV6のVQ系へ変更されたため、これが直6搭載の最後のスカイラインということになる。
遅れて登場したGT-R(1999-2002年)を別として説明すると、搭載エンジンには2Lシングルカムと2.5LツインカムのNA、そして2.5Lツインカム・ターボの合計3種類があった。これに呼応してグレードはGT、25GTおよび25GT FOUR(4WDモデル)、25GT TURBOが存在。なお、これはクーペの場合で、セダンには2.5LモデルにそれぞれGT-Xが設定されていた。
25GTの上級モデル25GT-Vを設定するなどのグレード追加を経て、2000年8月にはマイナーチェンジで後期型へ移行。内外装のデザイン変更がメインであったが、2.5LターボのMT車についてはエンジンのトルクアップなどが行われている。2001年6月にはV35へのモデルチェンジを実施、このためGT-R以外のR34系は約3年という短いモデルライフに終わったが、近年では再評価と人気の再燃が起こり、世界的にも注目され始めているという。
4ドアに続いてER34 2ドアのモデル化
トミーテックではER34の4ドア・セダンをすでに製品化しているが、今回は後期型の2ドア・スポーツクーペ25GT TURBOを、新規金型でモデル化するかたちとなった。スリークなボディ形状が見事に再現されていることは言うまでもないが、今回注目となるのは、トミカリミテッド ヴィンテージ初のフィーチャーとして、カスタマイズが可能になっているということである。
具体的には、前後バンパーおよびトランクフードがボディと別体になっており、標準スタイルの前後バンパーと純正オプションのエアロスタイルバンパー、リヤスポイラー(ウィングタイプ)と大型リヤスポイラー(3分割タイプ)をそれぞれ差し替えて楽しむことができるのだ。
ボディカラーはシルバーとブルーの2種類、価格はいずれも予価4,620円(税込)、2025年11月発売予定。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。
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