業界歴35年。「ツベコベ」言わせていただきます
自分でも薄々気が付いてはいたけれど、取材現場ではいつもあーでもないこーでもないとブツブツ言っているらしく、とある同業者に「ツベコベ君」と命名された。この連載のタイトルは、彼から授かったニックネームに由来しています。「ツベコベ」っていう語感がなんかいいなと。なのでそんなに深い意味はありません。縁あってこの業界に入り、なんやかんやで35年を過ぎていて、そんだけいればまあいろんなことを思ったり考えたりするわけで、この連載ではそれを徒然なるままにしたためていく所存であります。いつ打ち切りになるか分かりませんが、それまでどうぞお付き合いください。
【画像6枚】「ポルシェはかわいい」と語る彼女たち。渡辺慎太郎が衝撃を受けた、デジタルネイティブとドイツ車の共演シーンを見る
編集長の無茶振り? 女子大生と語る最新ドイツ車
ル・ボランの現編集長とはその昔、机を並べていたこともあった。こちらのほうが一応先輩だが、先輩の言うことをあまり聞かなかったことが功を奏したようで、勝手にすくすくと育っていって、ついに編集長まで上り詰めた。よくもここまで諦めずにやってきたなと、途中で脱落した先輩はたいそう感心している。
そんな彼女の渾身の1冊が、「女のル・ボラン」という大特集を組んだ2025年10月号だった。表紙は草原の中を走る赤い911タルガで、「みーどりの中を走り抜けてく真紅なポルシェ~」のオマージュらしい。果たしてどれくらいの読者がそれに気付いたかどうかはよくわからないけれど、そういう編集長のこだわりが雑誌には必要なのだ。

ル・ボラン本誌2025年12月号の企画「教えて! ドイツ車の何が凄いんですか?」
現在販売中の12月号にも、これまでのドイツ車特集とは違ったものにしたいという彼女のこだわりが随所に見てとれて、自分は「ふたりの女子大生と911やGクラスに乗ってドイツ車の魅力を伝える」みたいな、字面だけ見たらなんとも浮かれた企画を担当させてもらった。そしてこれが自分にとって、ここ数年ではもっとも衝撃的な取材となったのである。
この記事はLE VOLANT LAB会員限定公開です。
無料で会員登録すると続きを読むことができます。





