アルプスの銀世界に轟くV8ツインターボ。第3回「#SheDrivesaLambo」開催
アウトモビリ・ランボルギーニは2025年12月、仏アルプスのクールシュヴェルにて、女性エンパワーメント・イベント「#SheDrivesaLambo」の第3回欧州大会を開催した。世界最大級のスキーエリア、レ・トロワ・バレーを舞台に、最新ハイブリッド・スーパースポーツ「テメラリオ」の性能と、限界を超えて進む女性たちの意志が共鳴する2日間となった。
【画像49枚】雪煙を巻き上げる920ps。仏アルプスでドリフトを決める「テメラリオ」の圧倒的迫力を写真で見る
「地平線」は限界ではない。上昇する者への“招待状”としてのHorizon
今回のテーマは「Horizon(地平線)」。これは限界ではなく、高みへと昇るにつれて鮮明になる「招待状」を意味する。広大なアルプスの景観の中で、参加者たちは「真のパフォーマンスとは数字ではなく、自己と他者を高めることだ」という哲学を共有した。このメタファーは、意図を持って行動し、従来の境界を超越していく女性リーダーたちの姿そのものである。

イベントの主役は、新開発4.0L V8ツインターボと3基のモーターを搭載し、920ps以上を発揮する「テメラリオ」だ。参加者は峠道や高地ストレートでその俊敏性を体感し、専用アイストラックではドリフト走行に挑戦した。電動化を「妥協」ではなく「増幅」と捉えるランボルギーニのハイブリッド技術は、低グリップ路面でも圧倒的な制御性とドライビングの歓びを証明してみせた。
「期待を再定義する」。ステレオタイプに挑む、冒険家とエンジニアの対話
「ランボルギーニはパワーや贅沢の象徴である以上に、期待を再定義するブランドです」。ステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOはそう語り、多様性へのコミットメントを強調した。イベントでは、車両開発リーダーのダニエラ・デ・ヴィーボと、冒険家アンヤ・ブラッチャによる対話も実施された。自動車業界の女性エンジニアとしての葛藤と成功、そして極地探検という異分野での挑戦。異なる背景を持つ彼女たちの言葉は、ステレオタイプに挑む勇気を参加者に与えた。

滞在先の「Le K2 Palace」は、ヒマラヤに想を得た空間でイベントの精神を支えた。洗練されたホスピタリティと壮大なパノラマは、参加者の視座を高め、目的意識を拡大させる舞台装置となった。ここで交わされた対話とドライビング体験は、ランボルギーニと現代の女性たちに共通する「勇気」と「明晰さ」を浮き彫りにしたのである。
ジェンダー平等を推進する一里塚。変革を恐れないブランドが描く未来図
創業60年を経て全ラインナップのハイブリッド化を達成したランボルギーニ。2024年には世界販売台数が1万台を超え、サステナビリティと革新のベンチマークを更新し続けている。「#SheDrivesaLambo」は、ジェンダー平等の推進という終わりのないミッションにおける重要な一里塚だ。彼女は導き、走り、地平線を押し広げる。その姿は、変革を恐れないブランドの未来そのものを映し出している。
【ル・ボラン編集部より】
自然吸気V10の官能との決別を憂うランボルギーニ・ファンも多いはずだ。だが、920psもの出力を雪上で手なずけるテメラリオの姿は、電動化こそが猛牛の暴力を「意のままの駆動力」へと昇華させる鍵であることを証明している。かつてのマッチョイズムとは一線を画す、女性たちによる優雅な冒険。それは、1万回転まで突き抜けるV8ツインターボと3モーターがもたらす「知性ある興奮」と重なる。ここには、力任せではない新時代のラグジュアリーの流儀が宿っているのだ。
【画像49枚】雪煙を巻き上げる920ps。仏アルプスでドリフトを決める「テメラリオ」の圧倒的迫力を写真で見る
















































