第25回ロールス・ロイス&ベントレー・デイが1月4日開催
2026年も新年早々から、愛好家たちによる数々の自動車イベントが起動している。今回はそんなイベント群のなかから、「日本ロールス・ロイス&ベントレー オーナーズクラブ(RRBOCJ)」が毎年横浜赤レンガ倉庫で開催しているクラブのフラッグシップ的イベント、「ロールス・ロイス&ベントレー・デイ」をご紹介させていただきたい。
【画像33枚】100年前のファントムから最新モデルまで。横浜赤レンガに集結した39台の「英国の至宝」を見る
設立30周年。「ロールス・ロイス」と「ベントレー」を共に愛する日本最古のクラブ
「ロールス・ロイス」と「ベントレー」といえば、イギリスが世界に誇る高級車メーカー。現在ではそれぞれ独自の道を歩んでいるが、1931年から前世紀末まではロールス・ロイス社が両ブランドを所有し、基本を一にする姉妹車として世界に君臨してきたことは、クルマ好きならば多くの方が知るところであろう。
そのため、今なお両ブランドを2トップ的なパートナーとみなし、双方を愛好し続けるファンは非常に多いようだが、さらにオーナーによる愛好家クラブなども両ブランドを「ペア」のごとく規定している事例が、洋の東西を問わず大多数を占めている。

赤レンガ倉庫1号館と2号館の間に設けられたイベント会場に、一台また一台と進んで行くロールス・ロイス/ベントレーたち。最後尾はベントレーの元祖「フライングスパー」。
「日本ロールス・ロイス&ベントレー オーナーズクラブ(RRBOCJ)」も、そのひとつ。両ブランドがたもとを分かつ以前の1996年に結成。今年で30周年を迎え、現在も活動を継続しているロールス・ロイス/ベントレーの愛好家クラブとしては、日本国内で最も旧い歴史を持つ。
異例の「お正月開催」も大盛況。新春の横浜に愛好家たちが集った理由
このクラブへの入会資格は、年式・モデルを問わず、ロールス・ロイスないしはベントレーのオーナーであること。創立以来「心豊かにクルマ道楽」をモットーとして、年間を通じてツーリング会など様々なイベントを行っている。
とくに近年では、若手メンバーが中核となってクラブ内イベントも充実させているほか、ほかのカーイベントなどにも積極的にクラブとしてエントリーしているとのことである。

ベントレーの「S3コンチネンタル」2台。同一モデルながら、ボディはまったくの別もの。
そんなRRBOCJが毎年11月下旬に恒例行事として開催してきたのが、同クラブを象徴するメインイベントともいうべき、大規模ミーティングの「ロールス・ロイス&ベントレー・デイ」。2002年に「神宮外苑絵画館前広場」にて初開催されたのち、2004年以降は「横浜赤レンガ倉庫前広場」へと会場を移して現在に至っているのだが、昨2025年以来、会場側の都合により、期日は1月第1週に移動しているという。
誕生100周年を祝う「ファントム」の新旧競演。厳冬の横浜に集結した39台の名車たち
横浜赤レンガ倉庫に会場を移して以来の「ロールス・ロイス&ベントレー・デイ」は、例年11月23日の「勤労感謝の日」を開催日として20年以上の歴史を重ねてきた。ところが、会場側の都合により一昨年11月23日は会場を借りることができず、その代替えとして2025年は1月5日に開かれることになったという。
2026年も、多くのメンバーにとっては忙しい時期である新春・松の内、1月4日が開催日となったうえに、たとえ天気が良くとも極寒が予想されることから、エントリー台数は以前ほどではない(?)とちょっと意地の悪い予想をしながら、当日朝に赤レンガ倉庫を訪ねてみた。
ところが、新年早々にぎわいを見せていた赤レンガ倉庫には、1920年代から丸1世紀後に至る各世代のロールス・ロイスおよびベントレーが、合わせて39台。そしてオーナーであるクラブメンバーたちが、関東一円のみならず東海地方や関西からも集結していたのだ。

「ロールス・ロイス ファントム100周年記念展示」。左が最新のファントム・サルーン、右は今回の最古参車、1931年型ファントムIIブリュースター製コンバーチブル・クーペ。
エントリー車両について、今年のテーマ展示とされたのは「PHANTOM 100周年 特別展示」と銘打ち、昨2025年をもって誕生から100周年を迎えた世界最古の車名ブランド「ロールス・ロイス ファントム」の1世紀を祝賀。1925年デビューの元祖「ファントムI」の出展こそ果たせなかったものの、それでも1931年型ファントムIIシャシーにアメリカのコーチビルダー「ブリュースター」が瀟洒なコンバーチブル・クーペボディを架装した「Croydon」と、最新2025年型の「ファントム」が並ぶという、なんとも壮麗な展示が実現していた。
戦前モデルを駆る「才女」も登場。会場で目撃した若きエンスージアストの台頭
いっぽう、今回もっとも興味を惹かれたのは、若きR-R/ベントレー愛好家たちが大幅に増えたこと。これまでの「ロールス・ロイス&ベントレー・デイ」では見る機会の少なかった近現代のモデル、ロールス・ロイスでいえば「ゴースト」や「レイス」、ベントレーならば「コンチネンタルGT」系や「ベンテイガ」などのクルマたちだけではなく、正真正銘のクラシックである戦前型ベントレーを愛用するうら若き女性オーナーなどの若手エンスージアストたちが、実に屈託なくロールス・ロイス/ベントレーを楽しむさまには、とても清々しい感銘を受けたのだ。

ルーフに乗せたカヤックが目立つが、実はクルマもロールス・ロイス・シルヴァークラウドIIIにジェイムズ・ヤングが特装ボディを架装した希少なスペシャル。
そして、開催日がイレギュラーなお正月休み中になったことの副産物か、会場にはクラブメンバー以外にもベテランから若手に至る各方面の自動車エンスージアストの面々が、年始のご挨拶も兼ねて続々とイベント会場を来訪。
さらには、横浜赤レンガ倉庫を訪れる世界各国からのツーリストも合わせて、図らずも大盛況のミーティングとなったのである。
■日本ロールスロイス・ベントレー・オーナーズ・クラブ:http://rrbocj.jp/
































