マカンとパナメーラが業績を牽引
ポルシェAGは、2017年度の上半期において全世界における新車の販売台数が12万6497台に達したことを発表した。
これは上半期の売り上げとして過去最高記録であった2016年度からさらに7%の増加となった。この数値は、ポルシェが半期に販売した台数としては新記録となる。
全モデル中、一番の伸びを見せたのは4ドアスポーツカーの新型パナメーラで、2016年の上半期と比較で、実に54%増となっている。中国は昨年同期から18%プラスとなる3万5864台を売り上げ、世界最大の単一マーケットのポジションを守った。
ミドルSUVのマカンも引き続き好調な動きを見せ、ポルシェのラインアップの中で販売台数に占める割合がもっとも多いモデルとなっている。
ポルシェのセールスおよびマーケティング担当取締役であるデトレフ・フォン・プラテン氏は、「パナメーラに対する市場の反応は熱狂的です。パナメーラにプラグイン ハイブリッドモデルとスポーツツーリスモが加わったことで、さらに勢いは増すでしょう。ポルシェが顧客に対してオファーする非常に魅力的な商品とユニークなブランド体験が、我々の成功の源です」とコメントしている。
パナメーラだけでなくマカンの販売台数も順調な伸びを見せており、11%のプラスとなる5万台超えを記録。ミッドシップスポーツカーの718ケイマンとボクスター、さらにはカイエンの販売も増加している。なお、カイエンの販売台数は3万5601台だった。
ポルシェAG 上半期
新車販売台数 2017 2016 増減(%)
全世界 126,497 117,963 +7%
ヨーロッパ 42,972 40,646 +6%
ドイツ 15,474 15,299 +1%
アメリカ 33,428 31,912 +5%
米国 27,568 26,708 +3%
アジア太平洋、アフリカおよび中東 50,097 45,405 +10%
中国 35,864 30,440 +18%