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変幻自在に色づく次世代EV。アルピーヌ「A390」アートカーが示す、名車A110から連なる革新の系譜

アーティスト、トレバー・ジャクソンとの共作

アルピーヌは2026年9月23日、イギリスのグッドウッド・サーキットで開催された「グッドウッド・リバイバル2026」において、完全電動の新型モデル「A390」をベースにしたアートカー「A390 ARRAY(アレイ)」を一般公開した。

【画像11枚】近づくと色が浮き出る⁉ 次世代EVアートカーが魅せた新たなデザイン哲学

斬新なデザインを纏った新型EV「A390」

会場では、ラリーで活躍したクラシックな「A110 ベルリネッタ」から最新のEVモデルまで、ブランドの多様な側面を示す4台の車両が展示され、アルピーヌの競技における伝統と、パフォーマンスやデザインに対する最新のアプローチが示された。

今回初公開されたA390アレイは、アルピーヌのデザインディレクターであるアントニー・ヴィラン氏と同社のデザインチーム、そしてアーティストのトレバー・ジャクソン氏とのコラボレーションによって製作されたワンオフモデルだ。

外観は太さの異なるストライプや黒いグラフィックを交えた抽象的な線画で構成されている。遠くからは大胆な印象を与える一方で、近づくと色が浮かび上がるデジタルライクなデザインが施されており、見る者に新たな視点から車を見るよう促しているという。アールズ・コートの展示棟において特別な照明の下で展示された同車は、週末を通して多くの来場者の注目を集めた。

ベースとなるA390は、最適化された新たな電動アーキテクチャを採用しており、最高出力470ps、最大トルク824Nmを発揮する。0-62mph(約100km/h)加速は3.9秒というパフォーマンスを誇る。また、リアアクスルに搭載された2つの独立したモーターによる独自のアクティブ・トルクベクタリング・システムを備え、各輪のトルクを緻密に制御することで、高い敏捷性とバランス、応答性を実現している。

新旧のラリーカーと現行A110も集結

A390と並んで展示されたのが、アルピーヌ・レーシング初の競技用100%電気自動車をベースに、フランスの象徴的なブランドであるラコステとコラボレーションした「ビウェア・オブ・ザ・クロコダイル アルピーヌ・ラコステ A290ラリー」である。

さらに、1973年の初代世界ラリー選手権でマニュファクチャラーズタイトルを獲得し、アルピーヌを国際的なラリーの舞台へと押し上げた軽量・俊敏な名車「A110 ベルリネッタ」(ラリー仕様)も展示された。

これらとともに現行世代の「A110」も並び、オリジナルモデルの思想と現代的解釈との繋がりをアピールした。なお、現行型A110は2026年7月をもって生産を終了しているが、イギリス国内では販売ネットワークを通じて限られた台数が最終販売されている。アルピーヌUKのブランドディレクターを務めるニコラ・バーンサイド氏は、今回の展示について次のようにコメントした。

「グッドウッド・リバイバルは常に特別な雰囲気を作り出しますが、今年はアルピーヌのストーリーがどれほど広がったかを示すのに完璧な舞台を提供してくれました。トレバーのA390は展示に全く新しいものをもたらし、その一方で、A290ラリー、ベルリネッタ、そしてA110は、その創造性を、常にブランドを定義してきた競技精神と軽量パフォーマンスへと結びつけました。週末を通して、来場者が4台の車すべてに関心を寄せているのを見ることができたのは素晴らしいことでした」

【ル・ボラン編集部より】

視座によって姿を変える「A390 ARRAY」のアートワークは、まさに変革期にあるアルピーヌのメタファーだ。遠目には抽象的で無機質な新型EVだが、近づけば鮮やかな色彩が浮かび上がる。これは重量増というEVの宿命に対し、緻密な電子制御でかつての軽快なハンドリングを描き出そうとする彼らの新たな挑戦と重なる。新旧の名車とともにこの意欲作を披露した事実は、表面的な駆動方式が変わろうとも、その深層にはブランドの鮮烈な血統が息づいているという、大いなる自負の表れである。

【画像11枚】近づくと色が浮き出る⁉ 次世代EVアートカーが魅せた新たなデザイン哲学

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: ALPINE
LE VOLANT web編集部

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