名門「Hitotsuyama Racing」が主催
自動車メーカーも本腰を入れるほどサンデーレーサー向けドライビングスクールが増加傾向にある昨今。より特徴的なプログラムが求められる中、SUPER GTにも参戦する名門「Hitotsuyama Racing」が2016年シーズンの開幕準備を進める傍ら、新たなプロジェクトを立ち上げた。レースの世界で培われたノウハウを余すことなく投じ、モータースポーツの裾野を広げるべく開始したユーザー向けドライビングスクール「A1 Racer」プロジェクトがそれだ。
現役のGTドライバーがインストラクターを務める同スクール。使用するマシンはアウディA1 1.4TFSIをベースに専用チューニングが施された車両で、ロールケージやレカロ製フルバケットシートを装着する本格派。これをレンタルして富士スピードウェイの本コースを走るのだから、愛車へのダメージやメンテナンス費用、飛び石などによる傷を心配する必要は一切ナシ!
講師はHitotsuyamaRacingでアウディR8のステアリングを握る藤井誠暢選手で、データロガーや動画を使い、ひとりひとりのスキルに合わせて丁寧にレッスンしてくれる。スポーツ走行枠を使うこのプログラムはおよそ半日のレッスンで、参加費用はクルマのレンタル代を含め8万5000円(税別)と意外やリーズナブルな設定になっている。
去る2月20日には第1回目のスクールが開催されたが、悪天候の中4名が受講。参加者はいずれもめまぐるしく路面状況が変わる中、普段では得られない経験を積むことができたと喜びの声を上げていた。
気になる次回の開催はまだ未定というが、参加者が多ければ3月6日に富士スピードウェイで開催されるETCC耐久レースに合わせ、レッスンも兼ねて出場(!)できる可能性もあるという。
一流のチームによる一流のドライバー育成プロジェクト。今後の活動を含め、詳しくは下記HPをチェックして欲しい。
Hitotsuyama GmbH