1963年F1マシンへのオマージュ
4月5日、ロータスはエキシージ・カップ430をベースにした特別仕様車「ロータス・エキシージ・カップ430 タイプ25」を世界限定で25台発売すると発表した。
このモデルは1963年にフォーミュラ1に参戦したクラシック・チーム・ロータスの「タイプ25」へのオマージュとして企画されたもの。パワートレインはエキシージ・カップ430と同じで、430ps/440Nmを発揮する3.5リッターV6スーパーチャージャーエンジンと6速MTの組み合わせ。乾燥重量は1056kgで、3.3秒の0-100km/h加速、290km/hの最高速を実現している。
このタイプ25には、カーボン製フロントスプリッターや高い位置に設定されたリアウイング、そしてリアディフューザーなどを装着し、最大220kgのダウンフォースを発生する。ボディカラーはロータス・レーシング・グリーンとオールド・イングリッシュ・ホワイトの2色が設定され、ボディにはストライプやアクセントが入る。
足まわりでは3段階調整式の可変ダンパーやミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2タイヤ(前215/45ZR17、後285/30ZR18)、軽量の鍛造アルミホイール、APレーシング製の4ピストンブレーキキャリパーなどが装備されている。
アルカンターラ張りのカーボンレースシートが目を引くインテリアでは、木製のシフトノブやホワイトとグリーンのダブルステッチが特別なモデルを感じさせる。
わずか25台のみが英国ノーフォークでハンドメイドされるこのエキシージ・カップ430タイプ25。ロータス・ファンにとってはまさにコレクターズアイテム必至の1台である。