460psの直6ツインターボ搭載
5月21日、BMWは1月から受注を開始していたM3の高性能版である「M3 CS」の発売を開始した。
3リッター直6ツインターボエンジンは、M3コンペティション用の10ps/50Nm上乗せとなる460ps/600Nmを発揮。7速デュアルクラッチのM DCTと組み合わせ、0-100km/h加速を3.9秒でこなす性能が与えられた。最高速は280km/hでリミッターが介入する。
アダプティブMサスペンションが標準装備されるサスペンションは鍛造アルミ製リンクが採用され、バネ下重量の軽減を促進。Mダイナミックモードを含むDSCやアクティブMディファレンシャルが、高水準のパフォーマンスを下支えする。
ホイールはスペシャルエディションの軽合金製だ。タイヤはミシュランのパイロットスポーツ・カップ2が標準装着される。サイズはフロント用が265/35R19、リヤ用が285/30R20だ。
エクステリアでは、エアロダイナミクスをさらに高める新形状のフロントエプロンが目をひく。リアディフューザーやリアウイング、さらにボンネットやルーフはいずれもカーボン製で、ボディの軽量化と空力性能のさらなる向上が図られた。
シルバーとブラックのアルカンターラを張るインテリアでは、M3 CS独特の雰囲気。一方で、オートクライメートコントロールやHarman Kardonサラウンドサウンドシステム、ナビゲーションシステムが標準装備されるなど、高い実用性も保たれている。