想像以上に走りが変わる「HS」に期待大!
3月1日、ジュネーブ・モーターショーにて新オプションパッケージの「ハンドリング・スペチアーレ(HS)」を導入したフェラーリ・カリフォルニアTが初公開された。HSパッケージはよりいっそうスポーティな乗り味を求める顧客向けのオプションで、ハード仕様のサスペンションや新設計のエグゾーストシステムなどで構成されている。
サスペンションではフロントを16%、リアを19%レートアップしたスプリングを装着し、コーナーでのロール、ブレーキング時のダイブ、加速時のピッチを抑制してボディのコントロール性を向上。それに合わせて第3世代の磁性流体式ダンパー「SCM3」は、マネッティーノで「スポーツ」モードを選択したときの応答速度と減衰力が強化される。加えて「スポーツ」モード時のシフトスピードが速められ、トラクションコントロールの「F1-Trac」のロジックも専用となる。
エグゾーストシステムはハードドライビング時のレスポンス向上と独自のサウンドを狙い、エンジンおよびギアボックスの制御ソフトウェアと並行して開発。2本のプライマリーパイプを備えた新形状サイレンサーにより、始動ボタン押した瞬間から音の違いを実感できるとのことだ。
エクステリアではマットグレーのフロントグリル、マットブラックのリアディフューザーやテールパイプを採用し、インテリアではコックピットに専用エンブレムを装着するなど、特別なフェラーリを演出する小技も抜かりなし。フロントエンジンのオープンモデルらしいグランツーリスモ的な走りに飽き足らないフェラーリ・ファナティックには、絶好の選択肢となりそうだ。
スペックや価格など、より詳しい情報はこちら