各項目で軒並み基準を下回り、無星
ユーロNCAPはこのほど、「フィアット・パンダ」(2018年モデル)のクラッシュテストを実施し、最高5つ星となる総合評価の星がひとつも獲得できなかったことを発表した。
ユーロNCAPの安全性試験で最高評価となる5つ星を獲得するには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子供乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上という4項目をすべてクリアしなければならない。
フィアット・パンダの試験車両は、1.2リッターエンジンを積むイージーだったが、試験結果は「成人乗員保護性能」で45%、「子供乗員保護性能」で16%、「歩行者保護性能」で47%、「安全補助装置」で7%という評価。各項目で軒並み基準を下回り、無星という結果だった。
安全性がクルマの魅力を高める重要な要素である以上、今回発表された評価はパンダが大きな課題を残していると言わざるを得ない。今後の改良に期待したいところだ。