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【ジュネーブショー2016】V6エンジンもアリ! ついにCクラス・カブリオレの全貌が明らかに

行動範囲を広げる4マチックも設定

 セダン、ステーションワゴン、SUV(GLC)、クーペに続く新型Cクラス・ファミリー5番目のモデル、Cクラス・カブリオレが登場した。

 メルセデス・ベンツはかつて、4人乗りコンパクトオープンモデルとしてCLKクラスを発売していたが、このモデルは後にEクラス・カブリオレ(ベースはCクラス)として受け継がれた少々複雑な経緯がある。このためCクラス・カブリオレを名乗るのは、この新型がはじめてとなる。

 本国仕様のボディサイズは全長4686×全幅1810×全高1409mm。先に登場したCクラス・クーペと全長、全幅は同じで、カブリオレの全高が4mmほど高い。さらにクーペとの比較では、フロントのヘッドルームが4mm狭くなる一方、リアのヘッドルームは12mm広くなる。

 グレード展開は豊富だ。ディーゼル仕様はC220DとC250Dを設定。それぞれ2.1リッターターボを積むがエンジンスペックはそれぞれ、170ps/400Nm、204ps/500Nmとなる。

 一方、ガソリン仕様はC180、C200、C250、C300、C400、AMG C43の6グレード。C180は156psの1.6リッターターボ。2リッターターボを積むC200、C250、C300はそれぞれ184ps、211ps、245psを発揮する。そしてC400とAMG C43には3リッターV6ツインターボが積まれ、それぞれ333ps、367psを引き出す。トランスミッションはエンジンを問わず9速ATの9Gトロニックを組み合わせる。

 4WD仕様「4マチック」の初設定も大きな話題だ。上記グレードのうち、C220D、C200は後輪駆動仕様のほかに4マチックも選択可能で、C400とC43は4マチック専用となり、行動範囲をさらに広げる選択肢が用意されている。

 耐候性や遮音性に優れたファブリック製のトップは、コンソールのスイッチ操作だけで簡単に開閉できる。50km/h以下であれば走行中でも操作が可能で、20秒未満で操作が完了する。

 キャビンへの風の巻き込みを低減させるエアキャップや、ヘッドレスト下部に設置されたエアアウトレットによって首周りに送風できるエアスカーフなど、オープンエアモータリングをより快適に味わうための装備や、安全運転支援デバイスなどメルセデス独自の最新技術が惜しみなく投入されている。

 欧州では2016年の夏頃から発売される予定だ。

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