各種安全装備との連携で安全運転を促す
シボレーはこのほど、10代の子どもを持つ親のために、あるユニークな機能をシボレー車に搭載したと発表した。ユニークな機能とは、子どもがクルマを運転したときの状況を記録し、後で親が確認できる「リポートカード」というシステムだ。
そもそも、ティーンエイジャーを持つ親は多くの心配事を抱えている。学業の成績はもちろん、セックスやドラッグなど、子どもは親の目が届かないところでつい羽目を外しがちだ。クルマの運転もしかり。そんな親の子どもに対するストレスは、計り知れないものがある。
そこでシボレーが、クルマの運転についてだけでも心配事を減らしてもらおう……と開発したのがこの機能というわけだ。いまや各種センサーからの情報をもとに、クルマが速度超過を警告したり衝突を未然に防ぐために自動ブレーキを作動させることは常識となっているが、それらの記録を親が後で確認できるようにしたのである。その情報をもとに親は自分の子どものドライビングをコーチングすることもできるというわけだ。
この機能はボルトやカマロをはじめ、米国で販売される2017年モデルの10車種に提供されるという。この機能がついたシボレー車なら、親は少なくとも子どものドライブにおける心配に限っては軽減することができそうだ。