ニューモデル

熱い走りはクーペと同等。メルセデスAMG GTのオープン仕様は受注生産に

上級のGT Cロードスターはリア・アクスルステアリングが標準

 

8月25日、メルセデス・ベンツ日本はメルセデスAMG GTのオープンモデル「メルセデスAMG GTロードスター」を発売した。モデルラインナップおよび税込車両価格は以下のとおりで、いずれも完全受注生産モデルとなっている。

 

・メルセデスAMG GTロードスター:1834万円

・メルセデスAMG GT Cロードスター:2298万円

 

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ルーフに用いられたアコースティックソフトトップは、50km/hまでなら走行中でも開閉が可能。三層構造のソフトトップは、マグネシウム、アチール、アルミニウム構造によって軽量化が図られ、ボディの低重心化に貢献している。開閉は全て自動で行なわれ、約11秒で完了する。

 

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エンジンはM178型の4.0リッターV8ツインターボ。GTロードスターは476ps/630Nm、上級のGT Cロードスターは557ps/680Nmを引き出す。0-100km/h加速タイムはGT Cロードスターで3.7秒をマークする。

 

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ソフトトップとともにGTロードスターの外観を特徴づけているのが、フロントマスクのパナメリカーナグリル。15本の垂直フィンで構成するこのグリルデザインは、1952年にメキシコで開催された伝説の公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコで優勝したレーシングカー「メルセデス・ベンツ300SL」へのオマージュだ。ちなみにこのグリルは、クーペの最上級モデル「メルセデスAMG GT R」にも採用されている。

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上級版のGT Cロードスターはエンジンスペックが高められているほか、「AMGリア・アクスルステアリング」が標準装備される。この装備は、100km/h以下ではフロントホイールと逆位相にリアホイールが操舵され、実質的にホイールベースを短縮する効果をもたらす。コーナリングでのアジリティが高まるほか、駐車時の取り回しやすさにも貢献する。一方100km/h以上では同位相にリアホイールが操舵され、実質的にホイールベースの拡大効果をもたらし、操縦安定性を高める。リアホイールの操舵角は最大1.5度だ。

 

 

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