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トヨタ、工場内に水素ステーションを開設

FCフォークリフトの導入は22台に

トヨタは、愛知県豊田市の元町工場に、豊田自動織機製の燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)を20台導入するとともに、元町工場内にFCフォークリフト専用の水素ステーションを新設した。

これで2017年1月31日に元町工場へトヨタとして初めて導入した2台のFCフォークリフトと合わせ、元町工場のFCフォークリフトは合計22台となる。

トヨタは、「トヨタ環境チャレンジ2050」の「工場CO2ゼロチャレンジ」の達成に向け低CO2生産技術の開発・導入や日常のカイゼン活動だけでなく工場での再生可能エネルギーや水素利用にも取り組んでいる。昨年からのFCフォークリフト導入は、その一環となるものだ。

トヨタでは今後も「工場CO2ゼロチャレンジ」の実現に向け、現在使用しているエンジン式フォークリフトをFCフォークリフトに置き換えていく予定。2020年頃までには、元町工場に170~180台のFCフォークリフトを導入する予定という。また、元町工場以外の工場においてもFCフォークリフトの導入・利用を推進する。

なお、今回追加導入したFCフォークリフト20台は、環境省・経済産業省連携事業である「水素社会実現に向けた産業車両の燃料電池化促進事業」を活用して導入したものとなる。

FCフォークリフトとは?
水素を燃料として発電して稼働するFCフォークリフトは、CO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と、3分程度で燃料充填が完了する高い利便性を備えている。また、外部給電機能により災害時などの電源としても活用可能だ。

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