スーパーカー級のパフォーマンスを実証
ジャガー・ランドローバーはこのほど、レンジローバー・スポーツのトップパフォーマンスモデル「SVR」で、ある記録に挑戦した。それは中国・湖南省にある有名な観光地、天門山へのアクセスルートとなる99のコーナーで構成される全長 11.3kmのワインディングロード、通称「天門ロード」を何分で走りきれるかというものだ。
ステアリングを握ったのはパナソニック・ジャガー・レーシングのドライバー、Ho-Pin Tung選手。575psを発揮する5リッターV8スーパーチャージドエンジンを積み、0-100km/h加速を4.5秒でこなし、280km/hの最高速を誇るこのレンジローバー・スポーツSUVを彼は見事に手懐け、天門ロードを9分51秒で走り切った。このタイムは、それまでのトップタイムであったフェラーリ458イタリアの10分31秒を上回るものだ。
今回のチャレンジによって、レンジローバー・スポーツSVRが大柄なSUVでありながらスーパースポーツに遜色のない、あるいは状況によってはそれを凌ぐパフォーマンスを実現していることが実証された。
ちなみにタイムアタックに使用された車両には、同社のSVO(スペシャル・ヴィークル・オペレーションズ)が手がけたオプションのカーボンファイバーボンネットが装着されていた。