清水和夫のDST

レクサスの新鋭スポーツクーペが 美しき強敵、M6カブリオレに善戦【清水和夫のDST】Number 85-4

両モデルともに得意種目。特にM6の制御と挙動が秀逸

BMW M6 CABRIOLET
●操縦安定性:★★★★☆
●平均通過速度:75.6km/h(2回平均)

ステアリングがダイレクトなM6にとって、ダブルレーンチェンジは得意中の得意。フロントに重いV8ツインターボを積むが、前後重量配分は50対50に近く、実際のフロント荷重はLC500よりも軽い。初期のターンインではシャープに舵が効き、あっという間に隣のレーンに移動した。ステアリングを素早く切れば切っただけ、ノーズの動きが反応するのは、とてもBMWらしい味付けだ。ややオーバースピードかなと思っても、そこでドライバーの期待を裏切らない。タイヤがスキールする領域ではDSC(ダイナミック・ス タビリティ・コントロール)が作動するので、安定性に問題はなかった。

 

ル・ボラン 2017年12月号より転載

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