レクサスの新鋭スポーツクーペが 美しき強敵、M6カブリオレに善戦【清水和夫のDST】Number 85-4

両モデルともに得意種目。特にM6の制御と挙動が秀逸

LEXUS LC500
●操縦安定性：★★★★☆
●平均通過速度：73.5km/h（2回平均）

LC500にはリアステアが搭載されているので、ダブルレーンチェンジは得意のようだ。最初のターンインから元のレーンに戻るとき、クルマの動きに一貫性がやや足りない。ファーストターンは問題なく隣のレーンに移動できるが、元のレーンに戻る時は少しオーバースピード気味となり、アンダーステアが出て最終的にはリアが流れる挙動が出た。基本のシャシー性能と電子制御のコンビネーションがもう少し洗練されるといいだろう。四輪操舵とVDIM（ビークル・ダイナミクス・インテグレーテッド・マネージメント）のマッチングなど、さらなるブラッシュアップに期待したい。だが俊敏性は十分に味わえた。