ミシュランタイヤが2018年10月より販売を開始する、トラック・バス用ワイドシングルタイヤの「MICHELIN X Oneリトレッド」。後編では、日本ミシュランタイヤがリトレッドタイヤの生産を契約・委託している新潟県糸魚川市の高瀬商会の工場が取材できたので報告しよう。 かつてミシュランは、台湾の自社工場でもリトレッドタイヤを製造していたが、輸送コストやリードタイムを考慮して、2012年以降は国内生産を高瀬商会に一本化。1931年に通産省(経産省)指定のタイヤ更正工場になるなど、長年リトレッドタイヤの生産を手がけるスペシャリストである高瀬商会は、「X One」以外のリトレッドでもミシュラングループ本社の品質基準承認を得ているのだ。