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BMWが最新のシミュレーター施設を本拠地に建設

自動運転システムの開発促進に向けて

9月4日、BMWグループはドイツ・ミュンヘンに新しいドライビングシミュレーション施設を建設する計画を明らかにした。

2020年の完成を目指すこの施設は、BMWグループが掲げる「NUMBER ONE > NEXT」企業戦略の一環となる「FIZフューチャー」マスタープランの一部として計画されたもので、約1億ユーロ(約130億円)が投資された。

施設はプロジェクトハウスとエアロダイナミクステストセンターで構成され、敷地面積は1万1400㎡におよぶ。157名のスタッフで14のシミュレーターとユーザビリティラボを運営、高度な運転支援システムを含め将来の自動運転に向けた開発を促進させる。

新たに開発するドライビングシミュレーターは、非常に複雑な自動運転システムのテスト要件を満たすべく特別に設計されたもので、縦方向、横方向ともに、最大で1.0Gの重力加速度を作り出すことが可能なものや、コーナリング中の制動や加速、ラウンドアバウトでの走行など、一般的なドライブにおける一連の運転操作を高い精度で再現できるものが用意される。これらの新しいシミュレーターにより、実際の道路上で実車でしかできなかったテストが行なえるようになるという。

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