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日産が「セレナ」の装備内容を見直し

オーテック版もベース車同様グレードアップ

日産自動車は9月6日、「セレナ」の仕様を一部変更、全国一斉に発売することを発表した。消費税込みの車両本体価格は、2WD車が233万1720円~301万6440円、4WD車が261万9000円~314万640円、そしてNISMOバージョンが342万4680円となっている。

今回の仕様向上では、Sハイブリッド車およびガソリン車の安全装備向上が図られた。「eパワー」に標準設定している「ハイビームアシスト」をSハイブリッド車およびガソリン車へ拡大設定。さらに、最高速度標識検知および一時停止標識検知機能を追加し、標識検知機能を向上させている。また、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」については、eパワーと同様に前方の歩行者検知が可能な仕様にアップデートしている。

今回新たに「X」および「ハイウェイスター」グレードに設定する「VセレクションⅡ」は、両側「ワンタッチオートスライドドア」など使い勝手に優れた人気アイテムを装備した従来の「Vセレクション」をベースに、上記の安全装備の数々を装備しつつもリーズナブルな価格設定としている。

 

セレナは、これら各種の先進安全技術の充実により、経済産業省や国土交通省などが普及啓発している安全運転サポート車、「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」のワイドに対応。なお、今回の仕様向上に合わせ「セレナNISMO」でも基準車と同様にハイビームアシストを標準化したほか、各種先進安全装備の充実化が図られている。

さて、日産の関連会社であるオーテックジャパンもセレナの仕様向上にあわせ、「AUTECH」ならびに「ステップタイプ」、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズの仕様を一部向上。全国一斉に発売を開始する。

今回の仕様向上では、AUTECH、ステップタイプ、ライフケアビークルにおいても基準車と同様にハイビームアシストを標準装備としたほか、各種先進安全装備の充実化が図られた。

オーテックでは、今回の仕様向上のタイミングで、ブランドを象徴するアイコニックカラーとしてオーテック専用となる「カスピアンブルー」を新設定。eパワーも含めたセレナのオーテック仕様全車で選べる。

オーテック仕様の消費税込み車両本体価格は299万520円~322万3800円。ステップタイプやライフケアビークルについては以下の通り。

・ステップタイプ車:287万7120円~321万840円
・助手席スライドアップシート車:266万1000円~316万4000円(オプションを含む車両の消費税が非課税)
・セカンドスライドアップシート車:296万7000円~336万8000円(オプションを含む車両の消費税が非課税)
・チェアキャブスロープタイプ車:308万7000円~328万7000円(オプションを含む車両の消費税が非課税)
・チェアキャブリフタータイプ車:295万4000円~325万3000円(オプションを含む車両の消費税が非課税)
・送迎タイプ車:267万4080円~305万1000円

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