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【新型リーフNISMO】重さを消し去るKYB製サスと空力チューン。意のままに操れる電動FFスポーツ

意のままに操れる“駿足のインテリジェント・スポーツクロスオーバー”

日産自動車および日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は2026年7月22日、3代目へと進化を遂げた新世代EVクロスオーバー「日産リーフ」をベースとしたパフォーマンスモデル「リーフNISMO」を発表した。
【画像16枚】走りの質が激変! KYBスウィングバルブ&ミシュランPS5を武器に全開性能を研ぎ澄ました新世代EV「日産リーフNISMO」

2026年1月に登場した3代目リーフは、新世代EVプラットフォームを採用して走行性能や航続距離を飛躍的に高めた期待の1台である。今回登場したリーフNISMOは、アリアNISMOに続く新世代EV-NISMOの第2弾として、モータースポーツで培われた最新エアロダイナミクスとシャシーチューニングを凝縮した注目作だ。

軽さを活かした「FFスポーツ」へのこだわり

リーフNISMOの開発コンセプトは「駿足のインテリジェント・スポーツクロスオーバー」。アリアと共通の高剛性なCMF-EVプラットフォームのポテンシャルを活かしつつ、車両重量を抑えることで、大容量バッテリー搭載車とは思えない“意のままに軽快な走り”と俊敏なハンドリングを実現している。

テストコースでの比較では、基準車に対してコーナリング限界性能が10%向上し、操舵に対する車両の応答遅れが20〜50%低減した。ショートコースのラップタイムでは0.8秒もの差をつけるなど、圧倒的な走行パフォーマンスを獲得している。

KYB製スウィングバルブショック&専用剛性パーツで足回りを徹底強化

NISMOロードカー共通の基本理念「より速く、気持ち良く、安心して走れるクルマ」を体現するため、足回りには惜しみない手が加えられている。

まず、エクストレイルNISMO等でも評価の高いKYB製スウィングバルブ付きショックアブソーバーを採用。極微低速域での減衰力を高めてロールやピッチといったボディモーションを抑えつつ、中高速域ではしなやかに路面を追従させることで、フラット感と接地性を両立している。

さらに、サスペンションとブッシュ類にも専用チューンが施された。スプリング剛性をフロントで20%、リアで最大42%高めたほか、サスペンションメンバーブッシュの一部を専用強化品に変更して横剛性を30%向上。これにより、ステアリング操作に対するダイレクト感が大幅に引き上げられた。

これら足回りのポテンシャルを引き出すのが、エンケイ製MAT工法による専用19インチ高剛性アルミホイールと、ハイグリップタイヤ「ミシュラン Pilot Sport 5(235/45R19)」の組み合わせだ。基準車に比べて1本あたり約1kgの軽量化を果たしつつリム幅を8.0Jへと拡大しており、タイヤの性能を限界まで引き出している。

伸びのある加速と、EV NISMO初の「回生ブレーキパドル」

パワートレイン制御もNISMO専用に書き換えられている。ドライブモードの「SPORT」は「NISMOモード」へと昇華され、アクセル開度50%での踏み込み直後の加速Gは約1.2倍、中高速域での伸び感は約1.3倍にまで高められた。これにより、NISMOの電動車ならではの直感的な伸びやかさを手に入れている。

また、EV NISMOとして初めてステアリング裏に回生ブレーキコントロールパドルが採用されたことも見逃せない。最も回生の弱いLv.1では、基準車よりも減速Gを約0.75倍に抑え、まるでグライダーが空を滑空するかのような滑らかな走りを提供する。一方で最も強力なLv.4では、減速Gを約1.25倍に強化し、ワンペダル感覚でテンポよくコーナーへ飛び込めるスポーティな減速制御を実現している。

「Cd値を悪化させずにダウンフォースを獲得」した機能美エアロ

エクステリアは、NISMOの設計思想である「性能向上のためのデザイン(Functional Performance Design)」を徹底。フロントバンパーのコーナー部には「ツインブレード」と呼ばれるエアガイド機能を持つフィニッシャーを配置し、空気の流れを整流して空気抵抗(Cd値)を低減している。また、車両後方へ延長したダックテール形状のバックドアスポイラーや、船底形状のボートシェイプ・アンダースポイラー、ワイドなレイヤードディフューザーを組み合わせることで、空気抵抗を悪化させることなく強力なダウンフォース(ネガティブリフト)を獲得した。

ボディの随所には、内に秘めた電動パワーを象徴する鮮烈なレッドアクセント「アルテリア マグマ(ULTERIOR MAGMA)」があしらわれている。ボディカラーは、無駄を削ぎ落としたソリッドカラーの専用色「NISMOステルスグレー」を含む全6色(モノトーン4色/2トーン2色)が用意される。

高揚感あふれるインテリアと本格RECAROシート

インテリアは、上質なブラックスウェードファブリックとブラックPVCを基調にレッドアクセントを配したドライバーズ空間となっている。テーラーフィット巻きのステアリングにはレッドセンターマークがあしらわれ、スタータースイッチやモード切替スイッチには金属調レッドが採用された。さらに、パワフルな立体感を表現する「3Dファンネル」グラフィックを採用した専用メーター表示など、乗り込んだ瞬間からドライバーの高揚感を誘う仕立てである。

上位グレードとなる「B7 NISMO RECARO装着車」には、アルカンタラとレッドレザーで仕立てられた専用チューニングのRECARO製スポーツシートが標準装備される。ミリ単位で座面角のチューニングが行われており、激しいコーナリングでも身体をガッチリとホールドし、クルマとの圧倒的な一体感をもたらしてくれる。

リーフNISMOのグレード構成と価格

日産リーフNISMOは持ち込み登録車(NMC取り扱い)となり、バッテリー容量や装備に応じて3種類のグレードが設定されている。主要諸元は、全長4415mm×全幅1810mm×全高1550mm、ホイールベース2690mm、最低地上高135mmだ。 価格面において、基準車の上級グレード「G」と比較すると、NISMO専用のエアロパーツ、足回り、制御チューニングが施されながら、価格差は一律+95万2600円高に抑えられている。また、RECAROスポーツシート装着による追加価格は+27万5000円となっており、走りへのこだわりに応じた魅力的なプライシングと言える。

全国希望小売価格(税込)は「B5 NISMO」が660万1100円、「B7 NISMO」が695万2000円、「B7 NISMO RECARO装着車」が722万7000円となっている。
走りの質感を極限まで研ぎ澄ませた新世代EVスポーツ「日産リーフNISMO」。単なる環境対応車にとどまらない、ピュアな走りの歓びを求めるユーザーにとって間違いなく注目の1台と言えるだろう。

【ル・ボラン編集部より】

大容量バッテリーを抱えるEV特有の「重さ」と、スポーツモデルに不可欠な「軽快感」。この相反する要素を、KYB製スウィングバルブの精緻な制御と巧みなボディ補強で見事に共存させている。先行するアリアNISMOやノートオーラNISMOでも証明された通り、最新のNISMOは単にサスペンションを固めるのではなく、荷重移動の質を極めることでクルマとの一体感を生み出している。かつて内燃機関のFFホットハッチが宿していたピュアな旋回の歓びが、電動化の恩恵でよりシームレスかつ高解像度な領域へと進化を遂げたと言えそうだ。

【画像16枚】走りの質が激変! KYBスウィングバルブ&ミシュランPS5を武器に全開性能を研ぎ澄ました新世代EV「日産リーフNISMO」

photo=日産/Nissan
LE VOLANT web編集部

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