ご当地情報
A:輪島朝市校
売り手は女性のみ、1000年前から続く朝市設
輪島の本町通りで開かれる朝市は1000年以上の歴史があるといわれる。通りを行けば賑やかな売り手のおばちゃんたちから「買(こ)うてくだぁー」の呼び声がかかり、商品を吟味しながらの値引き交渉も楽しい。その日の朝、獲れたばかりの新鮮な魚や野菜が店先に並ぶほか、輪島塗などの土産物を売っている店もある。
●8:00-12:00/第2&4水曜定休/輪島市河井町本町通り/Tel:0768-22-7653(輪島市朝市組合)
B:上時国家
大納言の間に能登の豊かさを垣間見る
壇ノ浦の戦いで敗れ、奥能登に配流された平時忠の子、時国が源氏の追討を逃れるため『平』の苗字を捨てたことが時国家の始まり。代々、庄屋(農民)の身分ながら回船や製塩で財をなし、現在まで続いている。平家の定紋『丸に揚羽蝶』が金箔で描かれた大納言の間に入れるのは当主のみ。加賀の殿様も立ち入り禁止だったという。
●入館料520円/8:30-17:30/無休/輪島市町野町南時国13-4/Tel:0768-32-0171)
C:葭ヶ浦温泉・ランプの宿
上質なホスピタリティを堪能できる奥能登の宿
開湯400年の歴史をもつ奥能登の秘湯。かつては船でしか訪れることができず、館内の明かりが電気になったのもわずか20年ほど前のこと。設備もホスピタリティもきわめて上質な宿だが、ランプの宿の風情はしっかりと受け継がれている。海の幸を贅沢に使った心づくしの料理、波打ち際の露天風呂などが身も心も癒やしてくれる。
●1泊2食付19,590円-/珠洲市三崎町寺家10-11/Tel:0768-86-8000