ルノー

「ルノー・メガーヌRS」なら、いつでもどこでもスポーツできる!

さらには十八番といえる“ダブルアクシス・ストラット”と“RSデフ”。フロントのストラットの外側に転蛇軸を設けることでトルクステアを抑えると同時にフロントタイヤの接地を稼ぎ、電子制御のデフがアンダーステアを抑えつつ強力なトラクションを稼ぎ出す。ガッシリした剛性感を感じさせる強靱な骨格を始め、他にも語るべき要素はたくさんあるが、このシャシー、凝りに凝った作りなのだ。

RS専用の19インチホイールに組み合わされるのは、こちらも専用開発となるブリヂストン・ポテンザS001。フェンダー後方にはエアアウトレットが口を開ける。

それが、どこからどう踏んでもパワーとトルクを漲らせて強力な加速を生み出す、アルピーヌA110と基本を同じくしながら279ps/390Nmへとチューンを高めた1.8L直4ターボと組み合わせられている。だから速いのだ。だから楽しいのだ。

5ドアハッチバックとしてのユーティリティの高さはベースのGT同様。後席は6:4の分割可倒式で、用途に応じてフレキシブルに積載スペースをアレンジできる。

ルノー・スポールの持てるテクノロジーが存分に注入された1.8直4ターボを搭載。279psという高出力の一方、最大トルクを2400rpmから発生させる扱いやすさも◎。

しかも、だ。新しいメガーヌRSのハイライトは、こうした卓越したスポーツ性の高さを、5ドアボディで実現しているということ。当然、使い勝手はいいし、居住性も高いし、クオリティだってかなりの高さで、乗り心地も締まってはいるものの硬さや粗さがないから、ファミリーカーとしても快適に使うことができる。
 もの凄いクルマが誕生したものだ。長らくベンチマークに君臨し続ける、“ドイツの定番”にすら負けている気がしない。

>>「ルノー メガーヌ R.S.」のオフィシャルサイトはこちらから

フォト:郡 大二郎(D.Kori)ル・ボラン 2019年3月号より転載
LE VOLANT web編集部

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