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三菱自動車がフィリピンの教育環境をサポート

小学校の新校舎建設を支援

三菱自動車は、社員有志の募金および会社からの寄付によりフィリピンのサマール州サンタ・リタ市のカマイシ小学校で新校舎を建設する事業に300万円の支援を実施した。三菱自動車ではグループ社員有志による「三菱自動車STEP募金」を実施しており、この募金を外部に寄付する際には会社が同額を上乗せする「マッチングギフト」という仕組みを導入している。今回の支援は、 STEP募金とマッチングギフトの両方を原資として実施したものだ。

この事業の選定にあたっては、STEP募金の支援先のひとつである国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)の協力を得ており、国際的パートナーシップであるワールド・ビジョンの日本事務所であるWVJとフィリピン事務所であるワールド・ビジョン・ディベロップメント・ファウンデーション(WVDF)が連携。地域社会と協力して本事業を実行する。

カマイシ小学校では、これまで児童数に見合う教室がなく異なる学年の授業が同じ教室で同時に行なわれるなど、学習環境が整っていなかった。今回、新校舎の建設により教室がひとつ増加することで、この状況を改善することができる。また、WVJとWVDFの協力のもとPTAや地域住民、行政機関と協力して本事業を実施することで地域社会全体が子どもの教育の重要性について理解を深め、より積極的に学校運営に参加できるようになることを目指している。

WVJの担当者は、以下のようにコメントしている。

「STEP募金からの長年にわたる支援に加え、本事業のために多大なるご支援をいただき、ありがとうございます。きれいで明るい校舎が増え、特に4年生と教室を共有していた5年生が使うことで学習環境が改善されて、今後入って来る生徒たちも快適な環境で学ぶことができます。現地では前から増設を望んでいたため、子どもたち、教師、地域の方々は大変喜んでいます」

新校舎は2018年10月に着工、今年1月に完成した。4月には地元関係者、WVDFの代表者、フィリピンにおける車両生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーションの代表者出席のもと開所式を開催する予定となっている。

 

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