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ついにアストンマーティン第二の拠点が本格稼働、SUVの「DBX」を生産

市販モデルの正式発表は2019年末。量産は2020年前半から

アストンマーティンは6月12日、現在開発の最終段階を迎えている同ブランド初のSUV「DBX」のプリプロダクションモデルの生産が同社のセント・アサン工場でスタートしたことを明らかにした。

DBXが生産されるのは英国ウェールズに新設されたセント・アサン工場。ここは、かつて英国国防省の格納庫だった場所をアストンマーティンが2016年に入手したもので、DBXはこの新工場で生産される。今後はさらに、ラグジュアリーEVブランドとして新たに舵を切ったラゴンダ・ブランド車も生産される予定だ。

アストンマーティンではこのセント・アサン工場への投資を継続する方針。同工場にはすでに200名にのぼる新規雇用を創出しており、今後その人数は500名にまで増加する見込みだという。

新型DBXの正式発表は2019年末。2020年の前半には量産が始まる予定だ。現在は、昨年から世界各地で実施している公道テストを継続中。テストの場はドイツ・ニュルブルクリンクや北極圏での寒冷地といったタフな環境も含まれており、アストンマーティンが送り出す初のラグジュアリーSUVとして高い完成度を予感させる。

アストンマーティン・ラゴンダ社のプレジデント兼グループ最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマーは、次のようにコメントしている。
「私たちの2番目の贅沢な製造施設は現在自動車を生産しており、2020年上半期にはフル生産に入る準備ができています。製造最高責任者を務めるキース・スタントン副社長が率いる当社の施設と製造チームは、ほぼ1年で工場の準備を整えました。本格的な生産が開始される前に、時間通りにそして予算内で、アストンマーティンDBXは2019年末に発表されるでしょう」

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