電動パワートレインは同門の「BMW i3 S」譲り
間もなくのデビューが予想されるMINIのピュアEV、「MINI S E」の市販型プロトタイプが、ほぼフルヌードの状態でカメラに捉えられた。
完全露出したフロントマスクには、黄色いアクセントと「MINI Electric」のロゴが付いたクローズドグリルを装着。さらに2017年に公開された「エレクトリックコンセプト」とは異なるヘッドライトユニットやバンパーデザインが確認できるほか、ボンネット上のエアスクープやフォグランプを装備していることも確認できる。また、コンセプトカーで見られたホイールを装着する一方、スポーティなボディキットは見られない。なお、EVを示す充電ポートは、この市販型ではボディ右側のリヤフェンダー部分に確認できた。
そのパワートレインは、同門であるBMWの「i3 S」から流用される。電気モーターの最高出力は184psで最大トルクは270Nmを発揮。総電力量44.2kWh、120Ahのバッテリーパックを組み合わせ、最大航続は距離は170マイル(約274km)程度と予想されている。また、駆動方式はi3と異なりFFになる。すでに艤装されたプロトで飛行機を牽引するティザー動画などが公開されているMINI初のピュアEVは、最速で2019年内にデビューする見込みだ。