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ル・ボランチームが今年も参戦! 第4回メディア対抗タミヤRCカーロードスター1時間耐久レース

 

波乱の幕開け!? 決勝レースがスタート!

練習走行やドライバーズミーティング、コンクールデレガンス、集合写真の撮影が終わりいよいよレース本番! 1時間にわたる戦いの火蓋が切って落とされた! 決勝前に行われた1分間の予選タイムアタックでマツダ人馬一体チームに続く2番手ポジションをゲットしたル・ボランチームだが、第1ドライバーであるハギワラがスタートでいきなり痛恨のミス! 今年から導入された後輪駆動のマシンに慣れないせいかその後もペースがまったく上がらず、あれよあれよという間にとライバルたちに次々追い抜かれ、ついには最下位である9位にまでポジションダウン! スタートからいきなりの大ピンチで王座奪還に早くも黄色信号が灯る!

2番グリッドという好位置からのスタートしたル・ボラン号だったが……。

そのまま10分が経過し全車が一斉にピットイン! 今回のレースでは10分毎のドライバーチェンジが義務付けられており、ここで最下位ル・ボランチームも第2ドライバーであるえばてぃにバトンタッチした。ピットアウトした時点でトップとの差は10周前後。バッテリー交換で時間を要するライバルたちを尻目に、無給油ならぬバッテリー無交換作戦で素早くコースへと戻り、一気にポジションをアップ! トップ奪還に向けた追撃態勢へと移る!

スタート後10分でピットイン! ル・ボランチームはドライバー交代だけで素早くコース上へと復帰する。

今回のレースではバッテリーの使い方も重要なポイントとなってくる。電動RCカーの場合、走行時間が長くなるほどバッテリーの電圧が下がってくるため、クルマのスピードも当然遅くなる。今回は支給されるバッテリーの本数が各チーム4本ずつと決められているため、速いドライバーが走るタイミングに合わせてフレッシュなバッテリーを投入できるかが、勝負の分かれ目ともなってくるのだ。

コースは、本戦のレースが行われる筑波サーキットをモチーフにしたレイアウト。実車同様、RCカーでもスムーズなラインどりが重要だ。

安定した走りでライバルたちを次々抜き去り、確実に順位を上げていくル・ボラン号! 次のドライバーチェンジとなる20分経過時にはポジションを4番手にまで回復し、第3ドライバーであるイサワにチェンジ! 合わせてフレッシュバッテリーへと交換してコースに復帰する。

バッテリーを交換したことでスピードアップしたル・ボラン号! トップを走る2台を追撃にかかる!

ここからル・ボラン号はさらにジャンプアップ! 早々にポジションを3位にまで回復し、トップ争いを繰り広げるCAR GRAPHICとマツダ人馬一体チームと変わらぬペースでジリジリと追い上げていく! フレッシュバッテリーの効果もあってか次のドライバーチェンジである30分経過の段階で、2位を走るマツダ人馬一体チームの背中をついに捉えた!

2位を走るマツダ人馬一体チームとの激しいバトル! 一瞬のミスが命取りに。

第4ドライバーはレース直前に急遽参戦が決まったイヅツ。RCカーを走らせるは昨年のこのレース以来1年ぶりというだけに、トップ2台に迫ることはできないが、堅実な走りで3位のポジションをキープ! 第5ドライバーのオーサカへとバトンタッチした。

バックマーカーやクラッシュしたマシンをいかにかわすかも重要なポイント! 一瞬の判断が問われる。

トップは、他車を圧倒する走りで快走を続けるCAR GRAPHIC、2番手にはマツダ人馬一体チームが続き、その後方6〜7周差でル・ボランチームが追う展開! ちなみにCAR GRAPHICチームはボーナス周回なし、マツダ人馬一体のボーナスは10周のため、最後までこの差をキープできれば総合優勝の可能性も十分見えてくる。そしてラスト10分、最後のドライバーチェンジへと全車がピットに入ってくる!

レースもいよいよ大詰め! トップ2台から離されないよう、ル・ボラン号の懸命な走りが続く!

井澤 利昭

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