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アウディAGに新CEOが就任

50歳のマルクス・ドゥスマン氏が就任。2年弱という短い期間でのトップ交代となる

フォルクスワーゲン・グループに属するアウディAGの最高経営責任者(CEO)に50歳のマルクス・ドゥスマン氏が内定。2020年4月に正式に就任する。現CEOのブラム・ショット氏(58歳)は同社の排ガス不正問題で退任したルパート・シュタートラー氏の後任として2018年6月に暫定CEOに就任していたが、2年足らずという短い期間でのトップ交代となる。アウディAG監査役会会長ヘルベルト・デュース氏は、困難な時期に舵取りを務めたショット氏に厚く感謝しつつ、若きCEOへのバトンタッチを進める形となる。
新CEOとなるドゥスマン氏はメルセデス・ベンツの開発部門でV12エンジンの開発などを担当し、2007年にはBMWへ転じてドライビングダイナミクス、パワートレインのリーダーなどを歴任。メルセデスとBMWでF1エンジンの開発に携わった経験もあり、優秀なエンジニアとして評価は高い。
直近までBMWの購買担当役員を務め、次のキャリアとしてアウディのトップへと華麗な転身を遂げることになるが、ラグジュアリーブランドとして電動化にも積極的なアウディのプレゼンスをどう高めていくことになるのか。若きリーダーの手腕に期待したい。

ルボラン2020年2月号より転載
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