フィアットのLCV「デュカート」が「ベスト・モーターホーム・ベース2020」の栄冠に
FCA(フィアット・グループ・オートモビルズ)はこのほど、「フィアット・デュカート」が、25年の歴史を持つドイツの権威ある専門誌、「モーターホーム」の読者が投票する「ベスト・モーターホーム・ベース2020」の栄冠に輝いたことを発表した。
フィアット・デュカートは、1981年に初代が誕生したLCV(ライトコマーシャルビークル)。現行型は2006年に登場した3代目で、現行モデルは120ps、140ps、160ps、180psと、出力の異なる4種類の2.3L「マルチジェット」ディーゼルターボエンジンを搭載。いずれも欧州の排出ガス基準「ユーロ6d-TEMP」に適合したクリーンエンジンだ。
キャビン後部を用途に応じて変更可能で、マイクロバス仕様のほか、パネルバンやトラックにすることもできるのだが、一般ユーザーからはモーターホーム仕様、いわゆるキャンピングカーとして、この10年で50万世帯以上のファミリーにベース車として選ばれている。その理由として同社では、9速AT仕様が設定されている点や最新の運転支援システムが搭載されている点を挙げている。
日本でも近年、キャンピングカーの需要が高まっており、軽トラックをベースに仕立てたモデルもあるほど市場が活性化している。ちなみに、デュカートをベースにしたキャンピングカーは、並行業者を通じて日本にも輸入されている。