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ミニバン初の本格ピュアEV、「メルセデス・ベンツEQV」が発売開始に向け最終テストを実施中!

最高マイナス30℃の厳しい環境でのテストをクリア

3月24日、ダイムラーは昨年8月に発表した新型ピュアEV「メルセデス・ベンツEQV」が2020年後半の発売に向けてテストが最終段階を迎えたことを発表。同時に、スウェーデン・アリエプローグでのウインターテストの模様を公開した。

EQVは、日本市場にもすでに導入されているミドルサイズSUVの「EQC」に続く、メルセデス・ベンツの新世代ピュアEVシリーズ第2弾。ミニバンのピュアEVとしては世界初となるモデルだ。

市場導入される予定の「EQV 300」には、204ps/362Nmを発揮する前輪駆動用モーターと90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。一回の満充電で最高405km(暫定値)の走行が可能だ。最高速は160km/hをマークする。

今回のウインターテストでは、エンジニアや電子機器のスペシャリスト、メカニックなど、総勢30名以上のスタッフが参加。たとえば凍った湖の上をドライブし、ドライブコンポーネントやソフトウェア、インターフェイスなどの動作確認や、低温時における作動状況、車両全体の熱管理といった項目がチェックされた。

また、EQVには、45分間でバッテリーを10%から80%まで充電できる急速充電機能が搭載されている。これはロングドライブなどでは有効だが、気温に関係なく確実に機能する必要があるため、この機能についても入念なテストが実施された。

今回のテストにより、最低気温マイナス30℃の氷雪上という過酷な環境のなかでも、各コンポーネントの作動状況にまったく問題がなかったことが確認できたという。

 

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