1998年、劇的な変化を遂げ、真のGT1の時代が訪れた。
ルマンにはポルシェ、マクラーレン、日産に加え、メルセデスがCLK-LM、BMWがV12LM、
そしてトヨタがGT-ONE TS020を引っさげてル・マンに現れた。
さらにアメリカからフォードV8をフロントに搭載するパノスもその争いに名乗りを上げた。
決勝スタートでは日産がトップに立つダッシュを見せたが、メルセデスが直ぐにその座を奪い返す。
しかし、2時間を経過する頃には2台のメルセデスは姿を消し、トヨタがレースを引っ張っり、 ポルシェ、日産が続く。深夜を迎え、
トヨタがピット作業に手間取り、ポルシェGT1がトップ。
そして雨が降り出す。日産はクラッシュから後退。
残り4時間、トヨタが猛然と追い上げ、ポルシェとの息の詰まる接戦が始まる。
なんとトヨタがスローダウン、アルナージュで止まった。
ポルシェはワンツーフィニッシュ。3位に日産。トヨタは日本人トリオの8位という結果となった