最強モデル「Q6 e-tron RS」導入の可能性も?
アウディが現在開発を進める、新型フルエレクトリック・クロスオーバーSUV、『Q6 e-tron』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
開発車両が集結するスウェーデン北部山中で捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが軽く、生産仕様のヘッドライトとテールライトが初めて露出した。注目はフロントバンパーの高い位置に配置された照明ユニットだ。そこには、コンパクト電動SUV「Q4 e-tron」と異なる上下二分割のスプリットヘッドライトが確認できる。同タイプのデザインはBMW「X7」、「7シリーズ」改良モデルでも採用が予定されており、ブームが到来する可能性もありそうだ。
そのほかでは、大型のカバー付きシングルフレームグリルとスポーティなバンパーのエアインテークを偽装、後部では傾斜したリアウィンドウがスポーティさを演出している。
市販型では、ポルシェと共同開発した「MEB」プラットフォームを採用、「MEB」および「MLB」プラットフォームにそれぞれ基づくモデルとは異なり、Q6は「PPE」アーキテクチャを採用、次期アウディA6e-tronセダンおよび新世代のポルシェマカンEVと共有する。ボディサイズはICE搭載の「Q5」に近いサイズとなるが、PPEが提供するスマートなパッケージングのおかげで、車内は1クラス上の『Q7』と同等レベルになると予想されている。
EVスペックは不明だが、シングルモーターとデュアルモーターバージョンを提供し、システム合計476psを発揮すると思われる。また最新情報によると、最高出力600ps、最大トルク830Nmを叩き出す最強モデル「Q6 e-tron RS」も噂されている。
Q6 e-tronのワールドプレミアは、プロトタイプの状態からみて、今後数週間から数ヶ月以内と予想される。