航続距離は600kmへと向上
アウディは現在、フルエレクトリックの欧州Eセグメントクロスオーバー『e-tron』改良新型を開発中だが、市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
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雨中のオーストリア山中で捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが落とされ、最終デザインが鮮明に見えてきており、フロントエンドには、交差する六角形のメッシュパターンが配置された新グリルへが装備されている。ヘッドライトのアウトラインは継承されているようだが、内部LEDデイタイムランニングライトを刷新。バンパーには台形の開口部があり、コーナーエアインテークは現行型よりコンパクトに見えるが、カモフラージュで隠している可能性があるだろう。
側面では、優れた空力特性でデザイナーやEVメーカーの間で非常に人気の高い、デジタルサイドミラーを装備、後部では、全幅ストリップで結ばれるテールライトを配置、グラフィックが刷新されている。
キャビン内は撮影できなかったが、カメラマンによると、インフォテイメントディスプレイがアップデートされていたという。
EVスペックだが、改良されるe-tron、並びにe-tron Sportbackには、航続を伸ばす新開発バッテリーが搭載されるといい、より効率的なモーター、および改善されたエネルギー回収システムによりWLTP計測で373マイル(600km)が見込まれている。またより強力な電気モーターもアップグレードの中にあると噂され、強化される「S」グレードでは、ブーストモードで最大429hp、または496hpを発揮するという。
e-tron改良新型のワールドプレミアは、2022年内と予想される。