コラム

過酷な環境で生き抜く日本の“愛車”をいつも、いつまでも綺麗に保つための日本専用設計酸性シャンプー「コッホケミー Rse(リアクティベーションシャンプーエクストラ)」

自動車用ケミカル製品メーカーの老舗コッホケミーが、日本市場に向けて新製品を用意してくれた。過酷な日本の環境を見据えた高い洗浄力を持ち、コーティングまで守ってくれる酸性シャンプーだ。

日本市場を見据えた専用設計シャンプー

ドイツで半世紀以上の歴史を持つ、主にプロフェッショナル向けの自動車用ケミカル製品メーカーがコッホケミーだ。今では世界70ヵ国以上で販売される大御所が、今年になって本格的に日本へと導入された。化学元素の周期表をモチーフに分類された製品群をみれば、コッホケミーの規模感がわかる。10色10製品グループそれぞれが中性、アルカリ性、酸性などに分類され、シャンプーやクリーナーなど用途と効能も明確化される。クルマに付着するあらゆる汚れに対して回答がありそうだ。

それでもなお、コッホケミーは世界中の環境を踏まえたカーディテイリングの理想像を追求してやまない。特にここ日本の環境は厳しい。夏場は高温多湿にして、梅雨前線や台風にさらされる機会も数知れず。冬場の積雪地帯では今度は雪汚れや融雪剤と向き合う。都市部では大気汚染が、沿岸部にいけば塩害もある。それなのに日本はいつもクルマをピカピカに保つカルチャーが根強い。

元素周期表をモチーフに10色10製品グループに分類される。シャンプー、クリーナー系はpH濃度が記載され、酸性、中性、アルカリ性が揃う。本稿で触れたRseは酸性シャンプー(pH2.5)の新製品となる。また、コーティング、ワックス、コンパウンドなら「光沢や研磨力」が数値化される。

そんな“難しい”市場に対して、コッホケミーはひとつの回答を用意してくれた。日本の特殊な自然環境に対応し、安全面へも配慮して開発したRse(リアクティベーションシャンプーエクストラ)だ。黄色いパッケージはカーシャンプーであることを示し、pH2.5という数値から酸性シャンプーに分類される。

Rseはクルマ(カーケア)にとって厳しい環境下にあり、人びとの洗車意識も高い日本市場を見据えて生まれた。コッホケミーのR&D部門とインポーターを務めるAVAN化成は何度も議論を重ねた。水垢や塩分などの親水性汚れを除去するばかりか、ガラスコーティングの防汚性、撥水性を回復させる効果がある。

50mL程度の原液を10Lの水で希釈(1:200)して泡立て、スポンジやミット、またはフォームガンを使って洗う。事前にアルカリ性のプレクリーナーと高圧洗浄で大きな汚れを取り除けば、より効果的だという。泡立ちがいいので塗装面に擦り傷がつきにくいのがいい。酸性固有の特性からカルシウムなどを強力に分解するため、ボディに付着した頑固な水アカ、塩分など親水性の汚れを除去してくれる。これなら日本の環境下では威力を発揮しそうだ。

コッホケミーの研究チームは製品開発、試験、分析などをすべて自社施設で実施する。ライフサイクルすべてにおいて厳しい環境要件を設定。

さらにRseはガラスコーティングを再活性化するように設計されている。販売店やプロショップで定期的なコーティングやメンテナンスを施していても、その間の劣化は避けられない。

クルマはおろか人間や地球にも優しいモノづくりを貫く。また顧客向けのトレーニング、専門家向けカンファレンスを定期的に実施する。

コーティング被膜上の汚れを、酸性でありながら被膜へダメージを与えることなく除去する事によりコーティング性能が復活し、綺麗なボディを末ながく維持することができる。

コッホケミーはドイツ自動車工業会(VDA)基準に準拠。ダイムラーAGから認定を受けたほか、自動車業界からの信頼は厚い。

酸性だからと気構える必要はない。コッホケミーは安全性と安心感を最優先に考え、クルマや人体への攻撃性がないばかりか、容易に生分解される成分で構成されており、地球環境にもやさしい。Rseを軸にすれば愛車磨きに、より没入することができそうである。

1968年にドイツで生まれた自動車用ケミカル製品メーカーにして、現在、世界70カ国以上に対しての企画、開発、製造、販売を自社でまかなう。プロフェッショナル、一般ユーザーに対してベストアンサーを提供する。

ル・ボラン2024年11月号より転載

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