キットのボディにインテリアタブやシャシー、ウィンドウをはめた状態だが、この個体はボディに若干の損傷があるようだ。ロードランナーのベースであるボラーレについて、先ほど「バリアントの後継車」と述べたが、そのノーズ周りなどにはバリアントの面影が残されている。バリアントからボラーレへのバトンタッチは1976年シーズンの途中に行われており、つまり両者ともに1976年型が存在する、という事態が生じている。 写真:畔蒜幸雄、羽田 洋、秦 正史 記事にもどる